ぜ〜んぶイッキに見られましたゾ！

広島行きでデビュー

　ANA（全日空）が2022年3月26日（土）より、テレビアニメ『鬼滅の刃』の特別塗装機「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」を定期便へ投入しました。その初便は羽田発広島行きのNH671便で、同日朝7時過ぎ、248（幼児含む）人の乗客を乗せ、出発しています。


羽田空港を出発するANA「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」初便（2022年3月26日、乗りものニュース編集部撮影）。

　同機は2021年12月からスタートしたANAと『鬼滅の刃』とのタイアップ企画の一環として誕生。ANAではその第1弾として、2022年1月に炭治郎・禰豆子（ねずこ。正しい表記はネ＋爾）などを胴体に描いた「鬼滅の刃じぇっと -壱-」を就航させました。今回披露された「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」は、これに次ぐ2機目の「鬼滅」特別塗装機となります。

「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」の担当機はボーイング767-300ER国内線仕様機「JA608A」。デカールは両面で120枚使用し、全てあわせた特別デザインのサイズは高さ約3m、幅約32mにも及びます。機体側面には炎柱・煉獄杏寿郎や音柱・宇髄天元といった、「柱（はしら）」と呼ばれる鬼殺隊の中で最も位の高い9名の剣士が、左右で異なるデザインで描かれます。

　そして「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」定期便投入初便では、ファンに向けたとある計らいが実行されました。

早朝の羽田が「鬼滅」づくしに

　ANAの「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」投入初便となった広島行きNH671便は、羽田空港第2ターミナル62番スポットから出発しましたが、このとき隣の61番スポットには、「鬼滅」塗装機の先輩である「鬼滅の刃じぇっと -壱-」が。こちらはダイヤ上NH671便と同じ午前7時に出発する、NH13便（伊丹行き）を担当しています。つまり、2機の「鬼滅」特別機が隣同士で並んだのです。


羽田空港を出発するANA「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」初便（2022年3月26日、乗りものニュース編集部撮影）。

　また25日から全5台体制で稼働している、「鬼滅」デザインのベルトローダー車（貨物の積み降ろしに使う車両）も62番スポット前に。まさに初便出発前の羽田空港は「鬼滅」づくしになりました。

　ちなみに実際の出発は、このたびの主役「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」のほうが先となり、先輩機を眼下にするように、第2ターミナルに面するC滑走路から離陸しました。今後、「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」は3月27日から4月10日までのあいだ、固定スケジュールで運航となり、羽田〜広島、松山、伊丹線に投入される予定とのことです。