東急バス大幹線にメス 渋谷〜二子玉川の渋12「駒沢大学〜二子玉川」に短縮へ
駒沢大学駅が電車とバスの結節点になります。
等々力・田園調布方面の路線に集約
二子玉川駅行きのバスが渋谷駅から撤退(画像:写真AC)。
東急バスは2022年3月1日(火)、渋谷駅と二子玉川駅・をむすぶ「渋12」系統を土曜日1往復だけの運行とし、代わりに駒沢大学駅前と二子玉川駅をむすぶ短縮路線「玉12」に置き換えることを発表しました。
また、駒沢大学駅前では、指定の路線同士をICカードを利用して乗り継ぐ際に2回目の運賃が不要になる「乗継割引」を新たに設定します。
渋谷駅〜駒沢大学駅前では、田園都市線の真上を走行するほか、等々力方面の「渋82」や田園調布駅方面の「渋11」などとルートが重複。一方で田園都市線は桜新町と用賀で旧道を経由するのに対し、「渋12」は玉川通りを直進しているほか、駒沢から先は単独運行の区間となっています。そのため今回、渋谷〜駒沢大学駅前を2路線に集約し、重複区間の合理化を図った形です。
東急バスでは長距離路線の運行区間短縮と路線集約を相次いで実施しており、東京駅と等々力をむすぶ「等98」は朝夕を除いて目黒区の清水どまりに。また、成城学園前駅と都立大学駅をむすぶ「都立01」も分割され、それぞれ用賀駅、弦巻営業所を起点する2路線に短縮されています。
今回設定される乗継割引は、「渋82」「渋11」「等13(梅ヶ丘駅〜等々力操車所)」「玉12(新設)」「渋12」を駒沢大学駅前で相互に乗り継ぐ場合に適用。運賃支払い後、90分以内に乗り継ぎ先のバスに乗車すれば、ICカードタッチ時に運賃は引かれません。
なお、二子玉川駅から先、多摩川を渡って高津営業所まで行くルートは、「玉12」へも引き継がれるとのことです。