元チェルシー指揮官グラント氏に複数の女性から告発…セクハラの疑い、FIFAが調査へ

　かつてチェルシーやウェストハム、ガーナ代表などを指揮していたアブラム・グラント氏が、セクハラをしたとして告発されていたことが明らかになった。1日付けでイギリスメディア『BBC』が伝えている。

　今回の報道によると、グラント氏は若い何人かの女性に対し一夜を共にするよう迫ったと伝えられている。ある告発者は仕事を手伝うようにグラント氏の自宅アパートに招待された際、服を脱ぐように指示されキスを迫られたと主張。また別の女性は、キャリアに関する相談で会った後、イギリスのホテルの部屋で性行為を迫られたとして告発したという。

　しかし、グラント氏は「私が女性に行った行為は、全て合意の上だった」と主張。「私は明確にしたい。これまで一度もそしてこれからも、女性や誰に対しても強制したり身体的に脅迫することはない」とメディアの取材に対して語った。

　それでも国際サッカー連盟（FIFA）は今後、倫理委員会が調査に入る旨を明らかにした。「サッカー界における不正行為や虐待に関して、FIFAはいかなる疑惑も真剣に受け止め、改めて調査する」と声明文を伝えている。