無痛分娩による医療事故を起こしていた老木レディスクリニックが破産
2017年に院長が業務上過失致死容疑で書類送検されていた
医療法人老木レディスクリニック〈TDB企業コード:570295766、資産の総額0円(債務超過額6769万3936円)、大阪府和泉市あゆみ野1−4−1、代表理事老木正彰氏〉は、2022年1月12日に大阪地裁より破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人は沼田洋祐弁護士(大阪市中央区瓦町3−4−15瓦町SFビル801、沼田総合法律事務所、電話06−6226−8546)。2012年5月には現本店地において有名建築家が設計を手がけた「老木レディスクリニック2」(病床7床)をオープンしていたが、2017年1月に「老木レディスクリニック」において無痛分娩により出産した女性が死亡する医療事故が発生。同年5月に同院を閉鎖し、事業を「老木レディスクリニック2」に集約していたが、同年10月に院長が業務上過失致死容疑で書類送検される事態となるなど信用が失墜。医療事故に伴う遺族への損害賠償金などは保険によりカバーしたものの、新規の受け入れ患者の減少に歯止めがかからないなか、2021年12月26日に事業を停止していた。
負債は約5億円。