喫茶店なのにカツ丼が旨い! 大阪『ポミエ』でフルフル玉子の「デカ盛りカツ丼」を体験してきた
食楽web
「大阪にとんでもなく美味しいデカ盛りのカツ丼が出てくる店がある!」、「丼の上に乗ってる玉子のフルフル具合がヤバい」と話題になっているお店があります。それが今回紹介する『POMMIER(ポミエ)』です。
「ポミエのためだけに大阪に行く価値がある」とさえ言われており、丼専門店かと思うとなんと喫茶店。デカ盛りのお店として有名な喫茶店であれば、大きくなるのはコーヒーやパフェだと思うのですが、それがまさかのカツ丼です。しかもそれがメチャクチャ美味しいとなると気になりますよね。
『ポミエ』は東京の秋葉原のような大阪の家電街・日本橋の一画にあります。ランチタイムを避けて15時頃に到着しましたが、お店の前にはまだ行列が……。ボードに名前を書いて待つこと20分強。念願のポミエ入店となりました。
内装やBGMはまさに喫茶店という雰囲気ですが、周囲のテーブルに乗せられた料理は噂通りの超絶ボリューム!
メニューには堂々とカツ丼やカレーなどの名前が並ぶなか、コーヒーなどのドリンクメニューは端の方に控えめに書いてあるだけ。そういえば誰もコーヒーを飲んでいません。さらにメニューを確認してみると、お米の量は並みで1.5合、小で1合。大では3合とあり、ますます自分が何屋に入ったのか分からなくなりました。
とりあえず、名物の「カツ丼」を選択し、美味しい絶賛されている「唐揚げ」も2個、トッピングで注文しました。1.5合のお米といえば大盛のお茶碗3杯分はあるので躊躇しましたが、せっかくなので1.5合の「並」をオーダー。目の前には他の人が注文したボリュームたっぷりの料理がどんどん運ばれていくので、待つ間にテンションが上がっていきます。
玉子がプルプル!「デカ盛りカツ丼」とご対面
カツ丼(並)+カラアゲ2個 1650円
注文後しばらくすると運ばれてきました。これがポミエのカツ丼です。たしかに玉子のフルフル具合が見たことないクオリティ!
それでは、いただきます。まずはポミエの代名詞でもある上の半熟トロトロ玉子部分から一口。
見た目を裏切らないプルプル食感の玉子は、甘みとダシ感の強い濃いめの味付け。この玉子の下にカツと唐揚げが埋まっているはずなので探してみましょう。宝さがし気分、と思っていると、トンカツをあっさり発見!
大ぶりにカットされた豚肉はガシッとした食感で旨みも濃厚。脂身もプルッとした食感でありながらクドさは全然なく、いいお肉のトンカツを食べていると実感できます。
次に発見したのがトンカツ以上に大ぶりの唐揚げ。一口食べてみると、香ばしさが口の中に広がります。ジューシーでトンカツとはまた違った肉の楽しみが味わえて、トッピングして正解でした。
唐揚げの玉子とじ丼というのは珍しく最初は少し戸惑いますが、食べてみると、あまりの美味しさに世間に浸透してないのが不思議なくらいマッチしています。
玉子やトンカツ、唐揚げをしばらく食べ進めていくと、ようやくお米に辿り着きました。それくらい具材部分が豪華ということですが、当然ご飯はそれ以上のボリューム。しかし、ダシがたっぷり染み込んでおり、ガツガツ食べ進められます。と思っていると、もう少しで完食というところで、急にかなりの満腹感に襲われました。さすがデカ盛り!
昨今のポミエは「カレーも美味しい」と話題!
カツカレー(並) + カラアゲ2個 1650円
最近、ポミエで丼と並んで人気なのが、カツ丼に比べるとグッと喫茶店メニューっぽい「カレー」。もちろん、ポミエならではのデカ盛り仕様です。ということで、カツカレーを食べるため、後日ポミエを再訪問しました。
カツ丼と同じく、トッピングに唐揚げ2個を注文。カツ丼でお腹がはちきれそうになったのでお米の量は迷いましたが、カレーは飲み物(とも言われてますよね)……こちらも1.5合で注文しました。
運ばれてきたカレーは、カツ丼以上のビジュアル! カツ丼も玉子のベールの下にこれだけの肉が隠れていたということ。改めて、そのボリュームに圧倒されました。
気になる辛さは抑え目で、スパイシーというよりコクがあってまろやかなタイプ。辛いのが苦手な人にも食べやすいカレーとなっています。
牛すじ肉入りのビーフカレーだけでも十分美味しいですが、大人のこぶし大のジューシーな唐揚げが、カツ丼の時よりカリッとした食感で香ばしさもアップしていました。
カツも同様に丼として食べた時よりサックリとしているので、カツの食感がダイレクトに堪能できます。1度目の来訪ではカツ丼を食べ、2度目にはカレーを食べるというパターンがオススメです。ちなみに1.5合あったお米はカレーということもあってか、カツ丼の時よりスムーズに完食できました。
東京の秋葉原でもそうですが、家電街には実は美味しいお店があるというのが新常識。「ポミエに行くために大阪に行く」というのも肯ける話だと実感できました。
(撮影・文◎けいたろう)
●DATA
POMMIER(ポミエ)
住:大阪府大阪市浪速区日本橋5-17-20
TEL:06-6648-0529
営:11:00~17:30(17:00 L.O.)
休:木曜
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。