調理過程も味も「ごちそう」! ANA「家で食べられるビジネスクラス機内食」を作って食べる
昼から楽しみに準備して夜に食べるやつですな。これは。
エコノミークラスの機内食とは毛色が違う!
ANA(全日空)が2021年11月から販売を始めている国際線ビジネスクラス機内食の通販。同社では、新型コロナウイルス感染拡大下の2020年に機内食通販を開始し、すでに120万食を超える売上を記録しています。ただ、今回発売されたものは、従来のエコノミークラス機内食のそれとは毛色が異なります。ひとことでいうと”リッチ”なのです。
ANA「ビジネスクラス機内食」メインディッシュ(乗りものニュース編集部撮影)。
今回のメニューは、デミグラスソースのハンバーグ・ステーキを中心とし、付け合わせや3種のブレッド(パン)、デザート(フランボバニーユ)といった構成です。ハンバーグに使用しているお肉はビーフ100%で国産牛を採用し、メス牛にしかない脂身部分を加えるなどの工夫が凝らされているほか、ソースもビジネスクラス仕様の特別なものへと変更されているといいます。
そしてビジネスクラス機内食、食べる前の状態から、これまでのエコノミーのものとは違います。
エコノミーでは主食、付け合わせ、ご飯がワンプレートになっており、これをレンジ調理する方法がとられていましたが、ビジネスでは、ハンバーグ、付け合わせのマッシュポテト、野菜がそれぞれ個別に包装されており、湯煎などで調理します。また、加熱調理の方法もエコノミーのそれとは全く違います。
調理方法と食べた人の感想
ANAで販売されているビジネスクラス機内食の加熱調理方法は次の通りです。なお、加熱調理後の機内食は、自分で盛り付ける必要があります。
・メインディッシュ:ハンバーグ、マッシュポテトは湯煎で20分加熱。付け合わせ野菜は湯煎で9分加熱。
・ブレッド:凍った状態からオーブントースターで加熱(250度で4分程度。時間はブレッドの種類により増減する)。
・デザート:冷蔵庫で解凍。目安時間は4時間。
出来上がった機内食を食べた編集部員からは、次のような感想が聞かれました。
・ハンバーグはまさに肉感の塊です。ファミレス的なアレではなく、ちゃんとひき肉を感じるタイプです。
・ソースなしでもいけるくらいハンバーグの味を強く感じました。ソースもビターな大人な感じなので、それに合わせたのかも。
・ハンバーグもですが、ブレッドが冷凍されていたとは考えられないほどモッチモチ!
・調理工程も含めて「ごちそう」というにふさわしいと思います。
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なお、ビジネスクラス機内食の価格は2食で1万円。エコノミークラスの場合はメインのみ12食で9000円といった構成がスタンダードであるなか、まさに「リッチなメニュー」となっています。