用地取得や天候不順、地盤の問題が響いています。

想定外の湧水が発生


建設が進む新名神の城陽JCT・IC(画像:NEXCO西日本)。

 NEXCO西日本は2021年12月27日(月)、新名神 大津JCT〜城陽JCT・IC間について連絡調整会議を開催し、開通予定の見直しを発表しました。

 新名神は全通に向けて現在、滋賀県の大津JCTから大阪府の高槻JCT・ICまでを残すのみとなっています。開通見込みは2023年度となっていましたが、このうち大津〜城陽間については、この開通見込みを今回1年延期。2024年度開通に後ろ倒しされることとなりました。

 工程の遅れについて、京都府内での用地取得先の移転工事の難航や、土質調査と地盤改良などが必要であることなど、課題が残されている状況。また大津JCT付近では、大戸川周辺での橋脚基礎設置工事の際に想定外の湧水が発生し、止水工事などが実施されるなど、工程に影響が出ていました。

 NEXCO西日本は引き続き、「土工・橋梁工事等の促進を図りながら1日も早い開通を目指します」としています。