あのレトロな感じがたまらんのです。島キター!って感じで。

2025年に2機体制に

 長崎県に拠点を構える地域航空会社、ORC(オリエンタル・エアブリッジ)が次期県内離島路線用の更新機材として、欧州ATR社のターボプロップ旅客機ATR42-600(48席)2機を新たに導入すると発表しました。


ORCのボンバルディアDHC8-Q200(乗りものニュース編集部撮影)。

 これは、現在運航しているボンバルディアDHC8-Q200(39席)が導入後20年を経過し、設計寿命を迎えることが理由とのこと。DHC8-Q200は、ANAウイングスやRAC(琉球エアーコミューター。カーゴコンビ型)で運航されているDHC8-Q400シリーズを小型化したタイプで、ORCからの退役で、国内で同モデルを運航する民間航空会社はなくなります。

 ATR42-600は、経済性の高い50席以下で、長崎離島航空路の運航に適した機体とのこと。またDHC8-Q200より座席数が多く収益増も期待できるといいます。なおATR42-600は、天草エアラインやJAC(日本エアコミューター)、HAC(北海道エアシステム)といった地域航空会社でも導入されています。

 ORCでは、ATR42-600の1機目を2022年度中に受領し、2023年度中の定期便投入を目指しているとのこと。2025年度からATR2機体制での運航を目指すとしています。