Apple Music Voice Plan
Apple

アップルは14日未明、iOS 15.2およびiPadOS 15.2を配信開始しました。届いていれば通知から、あるいは「設定-一般 - ソフトウェア・アップデート」から確認して手動でアップデートできます。

iOS/iPadOS 15.1から約1ヶ月半後となる今回のアップデートは、いくつかの大きめな変更点が含まれています。

まず1つには、Apple Music Voiceプランが有効になったこと。操作が音声のSiriのみに限られるのと引き換えに、月額480円のお手軽で楽しめるプランが利用可能となりました。画面での操作はできない(PVなど動画コンテンツを観たり歌詞を読んだり、楽曲のアートワークの情報など視覚的な機能は使えず)ものの、Apple Musicのあらゆる曲やプレイリスト、ステーションにアクセスできます。

第2に、Appプライバシーレポートの完全版が追加。サードーパーティ製とアップル純正ともに、過去7日間にアプリがアクセスした位置情報や写真、カメラ、マイク、連絡先およびWebサイトでのネットワーク活動を確認できるようになりました。

また、6月に予告されていた「デジタル遺産」機能も利用可能に。ユーザーの死後に自らのiCloudアカウントや個人情報にアクセスできる人を「故人アカウント管理連絡先」として指定可能となり、後を託せる仕組みが有効となっています。

ほか米9to5Macによれば、子供たちがiPhoneを使うときのメッセージアプリ保護機能(性的な画像の送受信を子供および保護者に警告)も追加されたとのことです。ただし日本向けのリリースノートでは言及されていません。

アップル公式のiOS 15.2公式リリースノートは次の通りです。

iOS 15.2では、Siriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとしてApple Music Voiceプランが追加されます。このアップデートには、Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラム、およびiPhone用のその他の機能とバグ修正も含まれます。

Apple Music Voiceプラン

Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ

“Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案

曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

プライバシー

“設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能

Apple ID

“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

カメラ

iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxで超広角レンズに切り替えて写真やビデオをマクロ撮影するためのマクロ撮影コントロール

TV App

“ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能

CarPlay

Appleマップで、右左折車線、中央分離帯、自転車レーン、横断歩道などの道路の情報が詳しく表示されるように機能を改良(対応している都市のみ)

このリリースにはiPhone用の以下の機能向上も含まれます:

iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能

省電力モード中のiPhoneを”探す”で最大5時間検出することが可能

“株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能

“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

このリリースにはiPhone用のバグ修正も含まれます:

VoiceOverが動作中にiPhoneがロックされているとSiriが応答しないことがある問題

他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題

iPhoneがロックされていると、ガレージドアを含むHomeKitシーンがCarPlayから実行されない場合がある問題

CarPlayで一部のAppの“再生中”情報がアップデートされない場合がある問題

iPhone 13モデルでビデオストリーミングAppのコンテンツが読み込まれないことがある問題

Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題

一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iPadOS 15.2の公式リリースノートは以下の通りです。

iPadOS 15.2では、Siriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとしてApple Music Voiceプランが追加されます。このアップデートには、Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラム、およびiPad用のその他の機能とバグ修正も含まれます。

Apple Music Voiceプラン

Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ

“Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案

曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

プライバシー

“設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能

Apple ID

“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

TV App

“ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能

このリリースにはiPad用の以下の機能向上も含まれます:

画面の左下隅または右下隅からスワイプしてクイックメモにアクセスするための“メモ”の設定

iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能

“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

このリリースにはiPad用のバグ修正も含まれます:

VoiceOverが動作中にiPadがロックされているとSiriが応答しないことがある問題

他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題

Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題

一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/ja-jp/HT201222