ふるさと納税をするときにはふるさと納税ポータルサイトを利用するのが便利ですが、たくさんあってどのサイトを選べば良いか迷う人もいるでしょう。そのような時には、ただふるさと納税をするだけでなく、そのポータルサイトを使うことで「自分がどんなメリットを得られるか」をポイントに選んでみましょう。本記事では、ふるさと納税ができるサイトのうち代表的なサイトを選んで紹介します。各サイトの特徴やメリットも説明しますので自分に合うサイト選びの参考にしてください。

FPおすすめのふるさと納税サイトは?


●ふるさと納税ができるサイト10選

最近では、ただふるさと納税者(寄附者)と自治体を仲介するだけでなく、サイト利用者がメリットを得られるような独自のサービスを展開するふるさと納税ポータルサイトが増えています。ポイントやギフト券をもらえるサイトや、ふるさと納税の返礼品の種類が豊富なサイトを中心に10種選んで紹介します。

※掲載はあいうえお順


●2021年のふるさと納税、おすすめのサイトはどれ?

ここからは、ふるさと納税できるサイトをより選びやすいように、3つのカテゴリに分けて見ていきましょう。

返礼品が多いサイト

○【ふるさとチョイス】

「ふるさとチョイス」は株式会社トラストバンクが運営しているサイトで、掲載している返礼品数は約37万点と、数あるふるさと納税ポータルサイトのなかでNo.1。返戻品をあれこれ選びたい人におすすめです。

ふるさと納税ポータルサイトのなかでも老舗にあたり、ふるさと納税をしたことがない人にも分かりやすいように仕組みやふるさと納税の基本情報など、ていねいな説明で書かれているのが特徴です。

ふるさと納税の決済として、クレジットカード決済やコンビニ決済に加え、Amazon Payやd払い、メルペイなど、便利で身近な11種類以上の決済手段が利用できます。

○【さとふる】

「さとふる」はソフトバンクグループが運営しています。掲載している返礼品数は29万点以上と豊富で、毎日更新される人気ランキングや評価レビューなどによって選びやすいのが特徴です。

人気の高い返礼品は品切れになる場合もありますが、再入荷された時にメールで連絡してくれる入荷メール通知サービスも提供しています。希望する返礼品を早く欲しいという人におすすめのサイトです。

○【楽天ふるさと納税】

楽天が運営する「楽天ふるさと納税」では、掲載返礼品数が約29万点。同社のECサイト「楽天市場」と同じステップでふるさと納税の手続きが行え、気軽にふるさと納税できるのが特徴です。

楽天会員の人であれば、楽天市場と同様、寄付金額の1%相当の楽天ポイントが付与されるのもおすすめする点です。また、楽天カードで決済すれば、その分にもポイントがもらえますし、たまった楽天ポイントで寄附金の支払いに使える点もお得です。

ポイント還元率高めやキャンペーンが多いなどのお得なサイト

○【au PAYふるさと納税】

「au PAY ふるさと納税」はKDDIが運営しているサイトです。au PAY ふるさと納税サイトでふるさと納税をすると、au PAY ふるさと納税、au PAY マーケット、au WALLET Marketで利用できるPontaポイント(au PAY マーケット限定)がふるさと納税額に対して1%分付与されます。

付与された「Pontaポイント(au PAY マーケット限定)」および、au携帯電話やau PAYカードなどの利用でたまる「Pontaポイント」を寄附金の支払いに使うこともできます。ポイントで支払った分にもPontaポイント(au PAY マーケット限定)が付与されますので、繰り返しふるさと納税ができそうです。

○【ANAのふるさと納税】

「ANAのふるさと納税」はANA(全日空)が運営しており、ふるさと納税額100円につき1マイルが付与されます。たとえば2万円寄付した場合は200マイルたまりますから、ANA便やANA系列の店舗を利用することの多い人はぜひ利用したいサイトです。

返礼品数も約14万点と多いうえ、日本全国をフライトしているANAのCA(客室乗務員)がおすすめする返礼品特集などもあって、返礼品選びが楽しくなりそうです。

○【ふるさとプレミアム】

「ふるさとプレミアム」はユニメディアが運営しているサイトです。同サイトではエントリーした後にふるさと納税(寄附)をするとAmazonギフト券あるいはQUOカードPayがプレゼントされるキャンペーンを随時実施している点でおすすめのサイトです。

プレゼントされるギフト券の還元率はキャンペーン時期によって変動しますが、たとえば2021年11月中は、Amazonギフト券なら寄付額の7%、QUOカードPayは寄付額の8%と還元率が高いのが魅力的です。

家電に強い、特産品に強いなどの特徴があるサイト

○【ふるなび】

「ふるなび」はアイモバイルが運営しているサイトで、家電製品の返礼品の多さに強みを持っています。 たとえば、グリルトースターやロボット掃除機、全自動コーヒーメーカーなど、欲しいけれども高価で買うのはためらうというようなものも、実質2,000円の自己負担で手に入ると思えば寄附金として支払えるのではないでしょうか。

また、ふるなびではAmazonギフト券やPayPay残高に交換できる「ふるなびコイン」が寄付金額の1%還元され、返礼品のレビュー投稿でももらえます。さらに還元されるキャンペーンも随時実施していますので、継続的にサイトチェックしてみましょう。

○【ふるさと本舗】

「ふるさと本舗」は株式会社ふるさと本舗が運営しているサイトで、家電製品の種類が豊富です。キャンペーンコードを入力してエントリー後に寄付すると、寄付金額の最大8%分のAmazonギフト券が還元されるキャンペーンも随時実施しています。

○【ふるさとパレット】

「ふるさとパレット」は東急グループが運営しているサイトです。全国各地で様々な事業を手掛けてきた強みを活かし、東急グループと自治体が共同開発した東急オリジナル返礼品を多く揃えています。特産品に限らず、体験型や宿泊型のものが多いのが特徴です。

また、TOKYU CARDで寄附金決済すると、カードの種類によって決済金額の0.2〜1%のプレミアムポイントが付与されます。東急グループの店舗を利用する人は利用価値が高いでしょう。

●自分に合うサイトを見つけ、お得にふるさと納税をしよう

ふるさと納税ポータルサイトには、それぞれ独自の特徴・強みがあります。これらの特徴を知り、自分に合うサイトでふるさと納税をすることで、ふるさと納税のメリットがさらに高まります。今回紹介したサイト情報を参考に、欲しい返礼品や普段ためているポイントなどに合わせ、お得にふるさと納税ができるサイトを見つけられることを願っています。

續恵美子 つづきえみこ 女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」認定ライター。ファイナンシャルプランナー(CFP)。生命保険会社で15年働いた後、FPとしての独立を夢みて退職。その矢先に縁あり南フランスに住むことに――。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。エフピーウーマンでは、女性のための無料マネーセミナー「お金のmanaVIVA(学び場)」を無料開講中! この著者の記事一覧はこちら