栃木市出身の実業家で日立製作所の創業者である小平浪平の企業精神や日立ブランドを世界に発信する複合施設が5日、創業の地・茨城県日立市にオープンしました。

現在の栃木市都賀町合戦場で生まれた小平 浪平は純国産としては初めて5馬力モーターを完成させ1910年に日立製作所を創業しました。その思いを今に伝えようと創業の地に作られた「日立オリジンパーク」は日立製作所が創業以来、歩んできた歴史を紹介する企業ミュージアムです。

ミュージアムは福利厚生施設の敷地に日立事業所海岸工場にあった「創業小屋」を移設し創業製品の開発シーンを再現。また展示施設として新たに建設した「小平記念館」など4つの建物で構成されています。

このうち小平記念館は4つの区画に分かれていて日立の歴史を映像で振り返る円柱状のモニターが設置されているほか、これまで開発した製品が時系列にそって展示されています。日立製作所ではこの施設を従業員に企業理念を伝える教育の場として活用するほか、地域住民やビジネスパートナーとの交流の場として活用する方針です。

施設は6日から一般向けに公開されます。