Acerの新ChromebookはファンレスTiger Lake機も。4モデルを海外発表
台湾Acerは4機種の新型Chromebook「Chromebook Spin 514」「Chromebook 514」「 Chromebook 515」「Chromebook Spin 314」を海外発表しました。
モデルナンバーの後ろ2桁はディスプレイサイズを意味し、Spinモデルは画面を後ろ側にフリップさせることでタブレットとしても使える、いわゆる2-in-1タイプのモデルです。
今回のラインナップの中で、ハイエンドモデルに相当するのが、Chromebook Spin 514です。こちらは米インテルのCore i3/i5/i7プロセッサを搭載しながら、ファンレス動作を実現。
ディスプレイは視野角の広い14インチ/フルHD解像度のIPS液晶で、フルHD解像度のウェブカメラの画質にも配慮されており、ブルーガラスフィルターやノイズ低減技術が盛り込まれています。
その他のスペックは最大RAM容量が16GB、最大ストレージ容量が512GB、グラフィックスはCPU内蔵ながら高速なIntel Iris Xe。最長10時間のバッテリー駆動を実現しています。製品の海外価格は700ドル(約7万9000円)からで、来年1月に米国から販売が開始されます。
ミドルレンジモデルに相当するChromebook 514は14インチ/HD解像度ディスプレイを搭載し、プロセッサにはMediaTekのKompanio 828プロセッサを採用。価格は400ドル(約4万5000円)で、米国では12月から販売が開始されます。
Chromebook 515では、画面サイズが15.6インチに拡大。こちらのプロセッサはインテル製で、第11世代CoreプロセッサだけでなくPentium Goldも選択可能です。
欧州向け価格は499ユーロ(約6万6000円)で今月から、米国向け価格は640ドル(約7万3000円)で、来年1月からエンタープライズ向けとして販売が開始されます。
ローエンド向けとなるChromebook Spin 314は、14インチ/1366 x 768ドットディスプレイを搭載。プロセッサはPentium GoldかCeleronから選択することになります。製品価格は500ドル(約5万7000円)からで、米国では11月から販売が開始されます。
刷新されたAcerのChromebookラインナップですが、やはり注目は高性能かつファンレス動作が可能で、タブレットとしても利用できるChromebook Spin 514でしょうか。教育市場からオフィスにまで勢力を広げるChromebook市場をさらに盛り上げることが期待されます。
Source: Acer