新型コロナウイルスについて、栃木県と宇都宮市は17日、新たに22人の感染を確認したと発表しました。

また、県は今月上旬にネパールから帰国した3人からインドで最初に確認されたインド型変異株への感染が確認されたと発表しました。

県内での感染確認は初めてです。

新たに感染が確認されたのは、宇都宮市、小山市、真岡市などの中学生から70代の男女22人です

このうち1人は宇都宮市の河内地区市民センターに勤務する50代の女性職員です。

また、県は真岡市内の接待を伴う飲食店で16日までに従業員と利用客合わせて6人の感染が確認されたため県内64例目のクラスターに認定しました。

さらに、小山市内の中学校で16日までに生徒と教員合わせて5人の陽性が確認され、県内65例目のクラスターに認定しました。

この中学校では17日以降、教員と生徒およそ220人の検査を実施する予定です。

県内の感染者は累計で5,867人となりました。   

療養者は341人、重症は3人、入院調整中は22人です。

変異株について県は17日、これまでに陽性が判明した10歳未満から70代の男女11人について変異株の感染が分かったと発表しました。

県内で確認された変異株ウイルスの感染者は累計で301人となりました。

このうち、今月上旬にネパールから帰国した10歳未満から30代の男女3人について、県はインド型の変異株への感染を確認したと発表しました。

県内での感染確認は初めてで、3人のうち2人は咳などの軽症、1人は無症状だということです。

県によりますと、家族や親族6人で帰国したうちの3人からインド型の変異株ウイルスが確認されたということです。

残りの3人については検体の状況などから変異株かどうかの確定はできていません。

近県の状況は埼玉県で4人の死亡と135人の感染、茨城県で80人の感染、群馬県で2人の死亡と36人の感染を確認しました。