9号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平(右)【写真:AP】

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本拠地レイズ戦で「2番・DH」で先発出場、剛腕・グラスノーから8度目マルチ

エンゼルス ー レイズ(日本時間4日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地のレイズ戦で「2番・指名打者」で先発出場した。前日に右肘付近に死球を受けた影響で先発登板を回避。初回の第1打席で足を生かした中前二塁打を放つと、6回の第3打席では3試合ぶりの9号2ランを放った。

 剛腕・グラスノーから豪快弾だ。4点を追う6回無死一塁。甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。中越えへの5月初本塁打。この時点で、シーズン9本塁打はレッドソックスのJD・マルティネスらに並んでメジャートップタイだ。飛距離427フィート(約130.1メートル)、打球速度110マイル(約177キロ)、角度34度。打った瞬間に本塁打と分かる一発だった。

 初回1死では内野シフトで遊撃付近を守る三塁・ブロッソーを強襲。グラブを弾いたボールが中堅・キアマイアーの前を転がる間に一気に二塁を陥れた。これが3試合12打席ぶりの安打。直後のトラウトの打席で三盗を試みて失敗したものの、本拠地をドッと沸かせた。3回1死二塁は空振り三振に倒れたが、6試合ぶり今季8度目のマルチ安打となった。

 前日2日(同3日)の敵地・マリナーズ戦の初回、右肘付近に150キロのフォーシームを受けた。マドン監督はこの日のオンライン会見に応じ、「痛みがかなりあるので彼は登板できない。右肘に死球を受けたまさに翌日に彼をマウンドに上げることは、私としては適切なことではないと思った」と登板回避の理由を語っていた。次回登板も未定となっているが、バットでチーム貢献した。(Full-Count編集部)