クオリティの高すぎる「手作りのおままごとセット」が、ツイッターで話題になっている。

こちらは、ツイッターユーザーのりく氏(@rikushi11)さんが2021年3月7日に投稿したもの。

弟さんがその子どもたちのために手作りした、「おままごとセット」と「レジスター」だという。

木の風合いが生かされたおままごとセットは、蛇口やコンロ、オーブンなど、本物の台所にもある設備が再現されている。上の方には鍋を収納する棚があり、その下にはフックでお玉を吊り下げられるなど、非常に精巧なつくりだ。

残った木材で作ったというレジスターも、細かいところまで丁寧に作られていて、美しい円形のコインも入っている。

スキャナーのなめらかな曲がり具合を見ていたら、アルバイト時代の記憶が蘇った。

この秀逸なできばえに、リプライ欄では

「こんなの作る家族がいたら自慢ですね」
「クオリティが凄いですね」
「販売できる腕前スゴすぎる」
「温かみあって素敵だ」

など、称賛が集まっている。

これだけの作品を、いったいどのように作り上げたのだろうか。

Jタウンネット編集部は9日、りく氏さんの弟さんに詳しく話を聞いた。

毎日ピザ屋さんごっこ


木目調であたたかい雰囲気(写真はりく氏さん提供。編集部でトリミング)

弟さんに、おままごとセットやレジスターを手作りしたきっかけを聞くと、

「子供たちがよく見ていた動画サイトのおままごと動画を見たのがはじめで、おままごと用のおもちゃの片付けも(子供たちが)自発的に出来るようにと、DIYが元々好きだったので、自分で子供たちにキッチンセットを作ってあげようと思いました。
レジスターに関しては子供たちがよりおままごとを楽しめるように、お店屋さんごっこ用に作りました」

と、教えてくれた。


大人も遊びたくなっちゃう!(写真はりく氏さん提供)

二つの木製のおもちゃは、合計15時間ほどで完成したそう。5歳と4歳の子供たちが作品を見たときは、

「とても喜んでくれて、すぐに『お店屋さんごっこ』を二人で楽しんでいました」

とのこと。

現在も、毎日のようにピザ屋さんごっこなどをして遊んでいるそうだ。

作品がツイッターで注目を集めたことについては、

「これ程の良い反応を頂いたので、更に安全面などを考慮してもう一つ制作し、保育園などへの寄贈を考えております。
また、買いたいと言って下さった方が多数いらっしゃったので、今後はそう言った方々へのご期待に答えられるように何らかの方法を模索してみようかとも思っております」

と、コメントした。

子供たちのためにおもちゃを手作りしてくれるお父さん......カッコいい!