県と宇都宮市は8日、新たに150人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日の感染者数としては最も多く、4日連続で100人を超えています。また2人の患者が死亡しています。

感染が確認されたのは、宇都宮市や下野市、小山市など10歳未満の未就学児から90代の男女150人です。

また県は入院していた患者2人が死亡したと発表し、県内で亡くなった人はこれで9人となりました。

県によりますと真岡市の高齢者施設で発生した19例目のクラスターと、さくら市の高齢者施設で発生した21例目のクラスター関連で新たに感染が確認されています。

県内で感染が確認されたのは累計2254人になりました。

現在の療養者数は987人、このうち重症者は11人、入院調整中は703人となっています。

県が確保している病床と宿泊療養室数は合わせて617で、療養者の数が370人上回っています。

近隣の県の状況です。いずれも1日あたり過去最多の感染が分かりました。

埼玉県では6人が死亡し496人が感染、茨城県と群馬県では初めて100人を超える感染者が確認されています。

県は宇都宮市の県保健環境センターに勤務する女性職員の感染が確認されたと発表しました。この職員は一般の県民と接する業務ではないということです。県ではあすからの連休中に執務室などを消毒する予定です。

日光市と市貝町では公立保育園に勤務する職員1人ずつの陽性が確認されたと発表しました。

日光市では保育園を含む公共施設は毎日消毒を行っているほか、市貝町でも保育所の消毒を行っていて、どちらの職員も先月29日以降は勤務していないことから現在は通常通り保育を行っています。

JR東日本によりますと、JR宇都宮線と湘南新宿ラインの普通列車グリーン車で社内販売や改札業務を担当する女性乗務員の陽性が確認されたと発表しました。乗客や従業員に濃厚接触者はいないということです。

さくら市は今月12日から31日までの県の特定警戒の期間中、体育館や公民館などの市の施設の貸し出しを市民に限定すると発表しています。