枚方市はコロナ禍でも妊産婦や家族の不安や悩みに寄り添えるようにと「ひらかた de オンライン産前産後クラス」(以下、本講座)と題した、オンライン形式による妊産婦向け講座を12 月 22 日(火曜日)に初めて実施した。
 
本講座は、妊産婦とその家族を対象とし、出産準備編として「1:栄養・歯科・育児物品」「2:家族の心構え」、 産後の育児編「3:みんなで子育て」の3つのプログラムで構成。

このうち、「2:家族の心構え」、 産後の育児編「3:みんなで子育て」は、大阪府と包括連携協定を結ぶ江崎グリコ株式会社(以下、江崎グリコ)との協働事業として公民連携での取り組み。

「3:みんなで子育て」では「赤ちゃんからの防災」と題し、初めて災害をテーマにした内容で、産後早期に必要な災害時の備えとして、避難用バッグに不可欠な物品をはじめ、江崎グリコが日本で初めて開発した乳児用液体ミルクの活用法などについて、市の保健師に加え、江崎グリコの社員(通常は産院での調乳指導など妊産婦の相談を請け負っている子育てアドバイザーの資格を持った管理栄養士)を講師として迎え実施した。

市が妊娠届出と1歳6か月児健康診査の際に実施したアンケートで「赤ちゃんがいる時に災害が起こったらどうすれば良いのか、情報が少なく不安」 という意見が多かったことから、今回のテーマを設定したという。

 
今回初開催時は、生後2ケ月から6ケ月頃の乳幼児を育てる母親とその家族で全4組が参加。
最初緊張していた母親も、他の赤ちゃんの姿に、自然と笑顔がこぼれた。参加者からは、「最近は、集団健診がなくなるなど、直接話を聞く機会が減ったので、よかった。」「あまり意識していなかった防災について、考える良い機会になった。」と感想があったという。
 
枚方市では今後、1月29日(金曜日)に「1:栄養・歯科・育児物品」、1月26日(火曜日)に「2:家族の心構え」を開催する。2月以降は、3つのプログラムのいずれか1回を毎月開催予定。
また、ビデオ通話による妊婦対象のオンライン相談は、10 月から予約制で開始している。
   
「枚方市様がお取組みになられている子育て支援施策に大変共感し、ご支援できることになりとても嬉しく思います。Glicoの“Co(こ)育てプログラム(妊娠期から家族一緒に子育てに取り組むことを促進するプログラム)”をご採用いただき、枚方市民の皆さんにお届けできること、まだまだ知らない方が多い災害時の“液体ミルク”の活用方法などをご紹介できること、そしてコロナ禍で対面制限がある中で、当社も進めている『オンライン』での接点で新たに絆づくりができることを大変嬉しく思います。」と江崎グリコ 経営企画本部の宮崎氏。
 
「今回、江崎グリコ株式会社様からご提案をいただき、新たなプログラムを提供できることを大変感謝しています。コロナ禍でも、江崎グリコ株式会社様をはじめ、様々な素晴らしいアイデアや技術を持つ事業者の皆様と連携し、ICT活用といった新たな手法も交えながら、妊産婦の方々の不安や悩みを解消し、寄り添える取組みを今後も進めていきたいと思います。」と市の担当者は話した。

■各種リンク
枚方市プレスリリース:赤ちゃんがいる時、災害が起こったら…
江崎グリコホームページ:「Co育てPROJECT」
江崎グリコホームページ:「Co育てプログラム」

■問い合わせ

枚方市役所 健康福祉部 地域健康福祉室 母子保健担当(保健センター内)
電話:072-840-7221
FAX:072-840-4496

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