県警察本部の野井祐一本部長は6日年頭の記者会見を開き「安全・安心な栃木県をしっかり守っていく」と所信を表明しました。

去年、県内の刑法犯認知件数は暫定値で2019年を18.8%下回るおよそ9000件と2003年のピーク時から17年連続で減少しています。

そのなかで野井本部長は去年9月にJR岡本駅で女子高校生が被害にあった強盗致傷事件の犯人逮捕や特殊詐欺事件の受け子を数多く摘発したと一定の成果を示しました。

一方で特殊詐欺事件に加え、家畜や果樹園を対象にした窃盗事件、ストーカー、DV、児童虐待といった女性や子どもが被害者となる事件が依然として治安上の不安な要素だとしています。

さらに新型コロナウイルスとこれに便乗した犯罪は安全と安心を脅かしていると指摘し、医療従事者などへの業務を妨害する行為に対し厳しく対処していくと力を込めました。