県と宇都宮市は5日、新たに111人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日の感染者数としてはこれまでで最も多い人数です。

県内では4日、新たに1人が死亡したほか、宇都宮市は県内20例目のクラスターが発生したと発表しました。

感染が確認されたのは111人の男女で、1日の感染者数としては過去最多となりました。

このうち4人が真岡市の高齢者施設で発生した県内19例目のクラスター関係です。

また県警察本部は5日、茂木警察署に勤務する50代と60代の男性警察官2人が感染したと発表しました。

県警では2人と接触したとみられる警察官10人を5日から自宅待機とし、6日からは警察本部で勤務する警察官10人程度の派遣を予定しています。

これで県内で感染が確認された人は累計で1842人となりました。

宇都宮市は、これまで感染が確認された宇都宮市と真岡市の女性合わせて5人が市内の接待の伴う同じ飲食店で働いていたことが分かり県内20例目のクラスターと認定しました。

また県は感染していた患者1人が4日、死亡したと発表しました。県内で亡くなった人は7人となりました。

現在の療養者数は669人、このうち重症者は9人、入院調整中は478人となっています。

また近隣の県の状況ですが、埼玉県では6人が死亡し過去最多となる369人が感染、茨城県では67人が感染、群馬県では44人の感染が確認されました。

それぞれの市町の対応です。日光市では成人式を延期すると発表していましたが今市、日光、藤原、足尾、栗山の5つの会場すべてで中止することを決定しました。

真岡市では新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて今月12日に健康増進課内に「ワクチン接種推進係」を新設します。

接種会場の選定やコールセンターの設置などに対応していくということです。

鹿沼市では県の警戒度が最も高い「特定警戒」に引き上げられたことを受け今月10日の窓口業務を休止します。