年の瀬も近づくなか、地域の人に正月気分を味わってもらおうと、宇都宮市のシニア団体が門松づくりに精を出しています。

門松を作っているのは、篠井地区にあるシニアクラブの「松寿会」です。

松寿会では、地域の小学校や公営の施設などに手作りの門松を贈る活動をおよそ20年に渡って続けています。

21日は会員などおよそ20人が、市民センターの駐車場で門松づくりに取り組みました。

メンバーらは、水で濡らしたワラを木製の小づちで叩いたり、柔らかくなったワラを編んで縄を作ったりと、グループに分かれて手際よく作業を進めました。

そして完成した門松を近くの篠井小学校に届けました。

材料となる竹や松は地元で採れたものを使っていて、松寿会ではこの活動を通して子どもたちが地元や日本の文化に興味を持ってくれることを期待しています。

門松は年明け6日ごろまで飾られるということです。