死んだ野生イノシシから豚熱 県内2例目
県は3日、那須塩原市内で発見された死んだ野生のイノシシ1頭から豚熱ウイルスの感染を確認したと発表しました。野生のイノシシの豚熱感染は県内で2頭目です。
発表によりますと、那須塩原市四区町の用水路で2日、近くに住む人が体長80センチほどのオスのイノシシが死んでいるのを発見しました。
その後、県の畜産保健衛生所が調べたところ、豚熱ウイルスに感染していることが分かりました。
この場所では先月20日にも死んだメスの野生イノシシから豚熱ウイルスの感染が確認されていて、県内での確認はこれで2頭目になりました。
県によりますと、発見場所から半径10キロ圏内には養豚場が14カ所あり、5万7千頭ほどの豚が飼育されていますが、3日までに異常がないことを確認しています。
県は県民に対し、死んだ野生のイノシシを発見した場合、近づいて触らないよう注意を呼びかけるとともに、養豚業者には消毒の徹底と野生動物の侵入防止対策を指導していくとしています。