MF
30 田中 渉 ―(84分IN)
攻撃面を期待されての途中交代だったが、あまりボールに触れず決定機を生み出せなかった。

監督
木山隆之 5.5
前半は守備一辺倒となり、後半はサイドの守備の甘さを突かれ、またもホームで敗戦。ただ、交代選手が機能し、5試合ぶりに得点できた事実はプラス材料であり、次は勝点という結果につなげたい。

ハイライト動画&詳細マッチスタッツ(ポゼッション率、空中戦勝率、デュエル勝率 etc.)
【チーム採点・寸評】
神戸 6
前半はボールを支配しながら得点できなかったが、左サイドのクロスから2得点。その後ミスやセットプレーから失点を重ねたが、直後に今度は右サイドからのクロスで突き放した。4-4-2の新布陣でサイド攻撃がよく機能した。

【神戸|採点・寸評】 
GK
18 飯倉大樹 5.5
責められない失点ではあるものの2失点で、一度は同点に追いつかれてしまった。ただ、終盤ファインセーブを見せるなど、最後まで集中を切らさなかった。

DF
22 西 大伍 6.5
前半から相手の左サイドに圧力をかけ続け、同点に追いつかれた直後にうまくフリーとなってクロスでドウグラスのゴールをアシスト。郷家との連係も良かった。

33 ダンクレー 6
サンペールへのパスが1失点目につながる場面はあったが、人への強さは存分に見せることができ、仙台の少ない決定機を確実につぶしていった。

3 渡部博文 6
高さ勝負や対人守備の強さを見せただけでなく、背後のスペースもしっかりケアして、カウンターを許さなかった。

24 酒井高徳 6.5
前半は自身がクロスを上げて多くの決定機をつくったがゴールにはつながらず。後半はうまく古橋を生かし、1点目の起点となった。
 
MF
6 セルジ・サンペール 5.5(82分OUT)
2点目と3点目の起点となるなど、攻撃の起点としてのパス出しは非凡さを見せたが、2点目直後のミスが失点につながり、ゲームを難しくしてしまった。

5 山口 蛍 5.5
攻守にハードワークして、うまくバランスを取ることはできていたが、ボールをかなり保持できる展開だったので、もう少し決定機に絡みたかった。

27 郷家友太 6.5(66分OUT)
ジュニア、ジュニアユースでプレーした古巣相手に躍動し、積極的に仕掛け続けた。後半それが実って、古橋のクロスを受けて胸でゴールに押し込んだ。
 
FW
9 藤本憲明 5.5(66分OUT)
前半から多くの決定機に絡んでいたのだが、シュートが決まらなかった。2トップにやや戸惑いもあったか。

49 ドウグラス 6.5
出場選手中最も多い5本のシュートを放つなど、果敢にゴールを狙う姿勢を見せ続け、同点に追いつかれた直後、西のクロスにヘディングで合わせて貴重な決勝点を奪った。

MAN OF THE MATCH
11 古橋亨梧 6.5(90+2分OUT)
前半は酒井との関係性がうまく整理できていなかったが、後半は監督の助言もあり、クロスがそのまま入ってのゴールと、クロスで郷家のゴールをアシストするなど、2得点に絡み試合の流れを大きく引き寄せた。終盤傷んで途中交代したが、三浦監督によると「全く問題無い」とのこと。
 
交代出場
MF
38 佐々木大樹 5.5(66分IN)
投入直後からゴールに向かう意識が非常に強く、2本のシュートを放ったが、プレー精度を欠きゴールはならなかった。

FW
21 田中順也 5.5(66分IN)
68分にセットプレーのこぼれ球を拾って放った強烈なシュートは惜しくも右ポストを叩いた。その後は決定機を生み出せず。

MF
14 安井拓也 −(82分IN)
サンペールに代わってボランチとして途中出場。攻撃で見せ場は少なかったが、守備で大きな破綻無く試合を終えた。

FW
13 小川慶治朗 ―(90+2分IN)
試合終了間際、古橋が傷んだことにより途中出場。ほとんどボールに触らず試合を終えた。

監督
三浦淳𥶡 6.5
4-4-2への布陣変更は成功。クロスボールから全得点が生まれ、「狙い通り」と満足気だった。一方で2得点を挙げた後、一度追いつかれてしまい、試合運びには課題も残った。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●小林健志(フリーライター)