松山英樹は悔しい結果に終わった(撮影:GettyImages)

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<全米オープン 最終日◇20日◇ウィングド・フットGC(米国ニューヨーク州)◇7477ヤード・パー70>
海外メジャー初制覇を目指し首位と5打差の4位タイからスタートした松山英樹だったが、スタートから落とし穴にはまった。
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朝一のティショットを曲げてラフに打ち込むと、グリーンを狙えずにフェアウェイに出すだけ。3打目のアプローチはカップ間際で止まると、急傾斜を転がりグリーン手前まで戻ってしまう。ここからのパットを寄せきれずにダブルボギー発進。さらにそこから悪夢が続いた。
2番でも同じようにティショットを左ラフに打ち込むと、パーセーブに失敗。3番も同じく左ラフに打ち込みボギー。4番もまるでデジャブかのように左ラフからのボギー。4ホールで5つスコアを落とし、早々に優勝戦線から脱落した。
5番でようやくパー。少しだけ落ち着くと、続く6番ではカラーからの4.5メートルを決めて初バーディ。持ち直すかに見えたが、8番でもボギー、9番のパー5でもバーディを奪えず落胆の表情を見せて後半に向かった。
この時点で優勝から遠のいていたが、少しでも挽回を図った後半も苦しい展開を断ち切れなかった。13、14番で連続ボギー。16番でもボギーを喫し、トータル8オーバー・17位タイの悔しすぎる結果に終わった。
ホールアウト後には、「疲れましたね。おかしくなったのには原因があると思う」と悔しさを絞り出した。
日本人男子初の4大メジャー制覇を期待され続け、自身も追いかけてきた目標がここまで大きく崩れると誰が想像できたか。悔しさをバネに、11月にズレ込んだ「マスターズ」までの期間で立て直しを図る。
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