ヘビをマスク代わりに巻いた男性(画像は『Metro 2020年9月15日付「Man uses snake as a face mask on bus through Manchester」(Picture: MEN Media)』のスクリーンショット)

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イギリスの都市サルフォードで、バスに乗った男性がマスクの代わりに本物のヘビを首周りに巻き付ける姿がキャッチされた。バスの座席に座った男性は顔に巻きついたヘビを取った後、手すりに巻きつかせるなどして他の乗客を驚かせたという。『Manchester Evening News』などが伝えている。

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現地時間14日、英グレーター・マンチェスターにあるサルフォード市で、巨大なヘビを首に巻きつけた男性がマンチェスター市行きのバスに乗り込んだ。驚いた乗客達が見守る中、男性はヘビを首から巻き取り、目の前にある手すりに巻きつかせたのだ。

『Manchester Evening News』によると、このバスに乗り合わせた46歳の目撃者は「まるでマスクをしてバスに乗るように、ヘビを顔の周りに巻きつけていたのです」と明かし、当時の様子をこう語った。

「とてもファンキーなマスクをした人だなと思いましたよ。そうしたら、なんとそれを手すりの上に這わせたのです。」
「バスの乗客は誰も気に留めていませんでしたが、後ろの男性が動画を撮り始めたのです。楽しませてくれたよ。」

グレーター・マンチェスターでバスを運行する「ステージコーチ・マンチェスター」の広報担当者は、今回の件についてこのように述べている。

「お客様と従業員の安全は我々の最優先事項です。我々は今回の報告に衝撃を受け、真摯に受け止めています。すべてのお客様が、公共機関で顔を覆うことに関する政府の規則を尊厳することを期待しています。」

ヘビを巻いて乗車した男性の氏名などは明らかになっていないが、現在はバス内の防犯カメラや運転手への聞き取りなど徹底した内部調査が行われているそうだ。

イギリス全土ではバスや鉄道、フェリー、航空機など公共交通機関を利用する際には乗客がマスクなどで顔を覆うことが6月15日から義務付けられた。顔を覆っていない場合は乗車が認められず、罰金が科せられることもあるという。

グロスターシャー大学でサイエンス・コミュニケーションを教えるアダム・ハート教授は、ヘビをマスク代わりに使うことについて『Metro』にこう説明する。

「当然のことながら、ヘビのマスクに関する研究はありません。しかし、これが新型コロナウイルスの蔓延を減らす効果的な使い方ではないと、我々は自信を持って言えます。」
「ヘビが巻いたとぐろには空間があるため、男性は呼吸することができますが、同時にウイルスが通過することも可能なのです。率直に言ってとんでもないマスクですよ。」
「写真からは、このヘビはニシキヘビのように見えます。毒はありませんが、圧縮して獲物を殺します。専門業者は扱いに慣れていますが、首に巻きつく可能性がある位置に置くことは明らかなリスクとなります。」

男性はマスクを着用せずに乗車したが、乗客や運転手から注意は受けなかったようだ。そのことについて、写真を見た人から次のようなコメントがあがっている。

「なぜ彼はバスに乗っていたの? 何かがおかしい。バスの運転手は乗車を拒否すべきだった。」
「ヘビはサルモネラ菌を運ぶそうなので、顔の周りに巻くべきではないと思う。」

画像は『Metro 2020年9月15日付「Man uses snake as a face mask on bus through Manchester」(Picture: MEN Media)』『Mirror Online 2020年9月15日付「Man spotted on bus wearing snake round his neck instead of face mask」(Image: Alison Jones)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)