「パズル感覚でだれでもたのしくカンタンにつくれるプラモデル」としてバンダイが展開している「ENTRY GRADE」シリーズに、2020年9月から「RX-78-2 ガンダム」が加わりました。まずはガンダムベース東京・福岡での先行販売という条件付きですが、「新感覚の組み立てが体験できるプラモデルキット」と言われると気になったので、実際に入手して組み立ててみました。

ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム ※ガンダムベース東京・福岡先行販売予定|バンダイ ホビーサイト

https://bandai-hobby.net/item/3957/

箱外観はこんな感じ。



「初めてガンプラに触れる人、久しぶりにガンプラを組む人、ガンプラをこよなく愛する人」すべてを対象にした品で、簡単に組み立てられることを大きなウリの1つとしており、パーツの切り離しに道具は不要。また、仕上げの塗装やシール貼りも不要です。



内容物は説明書とランナーのみ。



ランナーは多色のものが2つ、白単色のものが2つ。ガンダムといえばトリコロールカラーの印象ですが、こうしてみると青いパーツはそう多くありません。



事前準備がなにもいらないので、あとは説明書に沿ってパーツを切り離して組み立てていくだけ。パーツはちょっと指で力を入れるとランナーから外せます。



このように組み合わせて……



ぱぱっと頭部が完成。



腰だけではなく、腹部にもジョイントがあり、軽く前後左右に曲がります。



肩関節をセット。



上半身が完成。「パーツを挟み込んだ状態で固定」などの手順はないので、説明書に書かれたとおりに進めていけば、詰まるところはありません。



同じように脚部パーツを組んで、腰と組み合わせます。



上半身と下半身を組み合わせれば本体は完成。



ランナーにはまだ武装が残っています。



ライフルとシールドを組んで持たせれば、今度こそ完成。制作時間は撮影しつつで1時間弱でした。



Twitterでは、外で15分かからずに組んだというツイートもありました。



これという姿を決めずに立たせても絵になります。



背中側はこんな感じ。



関節の左右への開きはさすがに限界はあるものの、直立時と比較するとかなり開きます。



膝立ちはまったく問題ありません。足の裏のディテールもしっかり再現されているので、足の裏が見えるポーズでも気にならないのもよいところ。



ラストシューティング的なポーズだとこんな感じ。



肩に差しているビームサーベルに手をかけることもできます。ただ、キットに付属するビームサーベルは柄だけなので、手に持って構えた姿にしたいのであれば刀身は別途なんとかする必要があります。



いろいろな楽しみ方の詰まったガンプラが手の中に完成するというワクワクが、手軽に、かつ安価で手に入るというのがこのENTRY GRADEの素晴らしいところ。プラモデル制作の経験があまりない、あるいは久々で作れるか不安があるという人でも、おそらくまったく気にすることなく完成させられるモデルでありつつ、ガンプラに慣れた人であればさまざまなアレンジのベースとして使いやすい存在でもあり、新たなスタンダードを打ち出したのではないかという印象のガンダムでした。



「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」は2020年9月4日(金)から、ガンダムベース東京・福岡で先行販売中。価格は税込770円です。