イタリア、今季リーグ戦閉幕を8月20日に設定…新シーズンは9月1日に開幕!

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イタリアサッカー連盟(FIGC)が20日、2019-20シーズンに関する声明を発表した。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、3月中旬から国内のサッカー活動が中断しているイタリア。イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は18日、6月14日まで全てのスポーツイベント、大会を中止するという新たな法令を決議するなど、厳しい情勢は変わっていない。

そんな中、FIGCは20日にガブリエレ・グラビーナ会長やレガ・セリエAのパオロ・ダルピノ会長、セリエBおよびセリエCの責任者を含む、イタリアのサッカーの主要関係者、欧州サッカー連盟(UEFA)のミケーレ・ウーヴァ副会長などを集め、連邦評議会を開催。その席でセリエA、B、Cを再開することと、セリエD以下のアマチュアリーグとセリエA女子リーグの2019-20シーズンを終了させることを発表した。

なお、今シーズンのセリエA、B、Cは8月20日までに終了させる予定で、2020-21シーズンは9月1日からと閉幕から1カ月を待たずに開幕させる方針を明かしている。

また、FIGCは新たに中断期間が延長し残りリーグ戦の消化が難しい場合は、イタリア上位3リーグのリーグ形式を再構築することを誓約。現在計画している形式は「ショートプレーオフ及びプレーアウト」と呼ばれており、上位チームによるプレーオフで優勝を決め、残留を争うチームによるプレーアウトで降格チームを決めるとのことだ。

なお、5月28日に行われるイタリア内閣府スポーツ局のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ大臣を交えた会議で2019-20シーズンの終了が決まった場合、FIGCは「試合数など様々な数字を考慮した、客観的な補正係数を適用することによって順位を決定。昇格と降格チームを決定する」と発表している。