東京五輪に内定した大迫傑【写真:荒川祐史】

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東京五輪代表争い最終決戦

 東京五輪男子代表選考会の最終レースとなるびわ湖毎日マラソンは8日、滋賀・大津市の皇子山陸上競技場発着で行われ、大迫傑(ナイキ)の日本記録2時間5分29秒を上回る選手がいなかったため、大迫が東京五輪代表に内定した。昨年9月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)3位の大迫は、1日の東京マラソンで自身の日本記録を21秒更新する2時間5分29秒をマーク。日本人トップの4位で代表3枠目の権利を保持していた。

 東京五輪代表は昨年9月のMGCを制した中村匠吾(富士通)と2位の服部勇馬(トヨタ自動車)が内定済み。残り1枠は、今大会で大迫の日本記録より1秒速い設定タイム2時間5分28秒を切った最上位者が内定し、突破選手がいなければMGC3位の大迫が3人目の代表となることが条件だった。

 雨の降る悪条件の中、この日の日本人トップは4位の自己ベストで終えた作田直也(JR東日本)の2時間8分59秒。ペースメーカーのゴールタイムは2時間6分35秒に設定されていた。(THE ANSWER編集部)