リバプールMF南野拓実【写真:Getty Images】

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3トップがゴール欠乏症で急ブレーキ…南野は「背番号9番としての役割を全うした」

 リバプールは現地時間3日、FAカップ5回戦チェルシー戦で0-2と敗れた。

 日本代表MF南野拓実は先発フル出場を果たすもノーゴール。リバプール専門メディアは「クロップが直面する最悪の攻撃問題…フィルミーノのアンフィールド干ばつ、ミナミノの苦悩」と取り上げている。

 2月29日に行われたプレミアリーグ第28節ワトフォード戦で0-3と完敗を喫したリバプールは、リーグ18連勝、無敗記録も44試合で途絶え、リーグ戦初のノーゴールで敗れる事態となった。中2日で迎えたチェルシー戦では主力の約半数を休ませ、3トップの最前線に南野を配置したが、複数失点したうえに無得点の敗戦となった。

 2試合連続の無得点、3試合連続の複数失点と急ブレーキが掛かっている状況だが、リバプール専門メディア「リバプール・コム」は「クロップが直面する最大の攻撃問題…フィルミーノのアンフィールド干ばつ、ミナミノの苦悩」と見出しを打ち、チームが攻撃面で大きな壁にぶつかっていると指摘している。

「過去数試合でモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネのゴール数が枯渇している。サラーは5試合で1ゴール、フィルミーノは8試合連続でノーゴール、マネは8試合で2ゴールにとどまっている。前代未聞の事態だ。フィルミーノほどの才能がありながら、ほぼ1年間アンフィールドでゴールを決めていないのは衝撃的だ」

 また、南野については「アンフィールド到着以来、影響力を及ぼすのに苦労している」と触れつつ、「フィルミーノ不在時の理想的な代役となる可能性を垣間見せた。背番号9番としての役割を全うした」と評価した。

 公式戦4試合のうち3敗と“スランプ”に陥っているリバプールだが、南野は復調に向けた起爆剤となれるだろうか。(Football ZONE web編集部)