インテルとのアウェー戦に挑むルドゴレツ。第1レグで2点のビハインドを負っている。(C)Getty Images

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 400人以上が感染し、12人の死者が出るなど、日本と同じく新型コロナウイルスが深刻な事態を招いているイタリア。一部の試合が延期や無観客での実施になるなど、サッカー界にも大きな影響を及ぼしている。

 現地時間27日に行なわれる、インテルがルドゴレツをホームに迎えるヨーロッパ・リーグのラウンド・オブ32第2レグも、UEFAによって無観客で行なうことが決定された。

 第1レグで0-2と敗れたルドゴレツは、敵地サン・シーロで少なくとも3点が必要で、厳しいミッションとなる。さらに新型コロナウイルスへの対応にも気を配らなければならない。

 英紙『Dailymail』によると、フィットネスコーチのイバン・ディアス・インファンテスは、「試合の2日前に来て、翌日に帰る予定だったが、前日入りして、ゲーム終了後に帰ることになった」とコメントしたという。

 さらに、ブルガリア王者が公式ホームページやツイッターで公開した遠征中の写真が、ファンに衝撃を与えた。全員が医療用のマスクをしていたからだ。中には、手袋をつけている写真もある。まさに完全防備でイタリア入りをしたのだ。
 
 ツイッター上の反応は様々だ。「大げさすぎる」、「この姿でプレーするのか」というような書き込みもあれば、「狂っている」と、こんな状態で試合を開催することに反対する意見もあった。

 ホテルの部屋からも出ることができず、ストレスを抱えた状態で大一番に挑むルドゴレツ。奇跡的な番狂わせを起こすことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部