中国のポータルサイトでは、日本に一度行くと、どうしてまた行きたくなるのかというテーマで意見を募った。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 いまや中国人にとって定番の旅行先となった日本。しかも、何度も訪問するリピーターが多いのも特徴だが、それはなぜだろうか。中国のポータルサイト・今日頭条ではこのほど、日本に一度行くと、どうしてまた行きたくなるのかというテーマで意見を募った。

 記事の寄せられた意見を見てみると、ある中国人ユーザーは、何度も日本へ行きたくなる理由に「ギャップ萌え」を挙げた。中国人の多くは「日本には旅行でも行きたくないほどの反日」なのに、いざ日本を訪れてみると良い意味で裏切られ、日本が大好きになってしまうという。日本は空気がきれいで先進国にふさわしく設備が整っていて、サービス業の質も高い。このユーザーにとって特に「ギャップが大きかったのは人」だそうで、礼儀正しくてきれい好きな日本人は、抗日ドラマに登場する日本人とは全然違っていたと伝えている。

 「3回目の日本旅行を計画中」という別の中国人ユーザーは、「偽物をつかまされることがない安心感」を強調。「中国ではどうだろうか」と反省を促している。旅行を振り返って楽しかったかどうかが重要で、本人にとっては日本とタイがまた行きたい国だと紹介している。

 さらに、「2回目で日本人の良さに気が付いた」という人もいる。最初の旅行では東京という大都市を訪れたためか人々がよそよそしく感じたが、2回目に四国を訪れ「接した人々の純粋さと心からの礼儀正しさ」を感じることができて好きになり、今は3回目を計画中だそうだ。

 また、「日本に偏見があった」という別の中国人ユーザーは、仕事でやむなく日本へ行ったことで自分の「極端な偏見」に気づき、数カ月後に改めて日本旅行をしたと書き込んでいる。どこもかしこもきれいで、日本人は誰に対してもいつも親切で、それに治安も良かったと大絶賛だ。

 百聞は一見に如かずというが、実際に見聞きしてみなければわからないことは多いと言えるだろう。「旅行でも行きたくない」国から「何度も行きたい国」になるというのは、やはり日本は中国にとって「ギャップ萌え」の国のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)