元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏【写真:Getty Images】

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元同僚たちと参加した8人制サッカーの大会で豪快なFK弾をマーク

 “ローマの王子”と言われた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏も早43歳となった。

 現役引退から2年半が経過しているが、8人制サッカーで衝撃の弾丸シュートを突き刺し、海外メディアは「感触を忘れていない」と称賛している。

 トッティ氏はユース時代からローマ一筋。22歳の若さでキャプテンを務めるなどクラブの象徴的な存在となり、トップ下として攻撃を牽引した。元日本代表MF中田英寿とも共闘し、2000-01シーズンには自身初のスクデットを獲得した。2017年5月に引退し、その2か月後にローマのフロント入り。昨夏に30年在籍したローマを退団していた。

 衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、そんなファンタジスタは元チームメイトたちと8人制サッカーの大会に参加。右45度からのフリーキックを任されたトッティ氏は素早い助走から右足を振り抜く。勢いよく飛んだボールは、ゴール前にいた壁の前で大きくスライスし、そのままゴールに突き刺さった。

 43歳となり、現役時代に比べてややぽっちゃりとした印象も否めないが、会心のゴールに本人もチームメイトたちからもみくちゃにされながらしてやったりの表情。「スカイ・スポーツ」は「サッカーに別れを告げて3年、トッティは感触を忘れていない」と動画付きでレポート。ベルギー放送局「Sporza」も「トッティは素晴らしいキック力を失っていない。引退した今での黄金の右足を持っている」と称賛している。

 引退してもなお、トッティは人々に夢や希望を与え続けている。(Football ZONE web編集部)