狛犬ならぬ「狛ゾウ」がお出迎え! 金運アップで話題のパワースポット・長福寿寺が色々すごかった
長福寿寺の本堂前には狛犬ではなく、ゾウがいる(写真はすべてJタウンネット記者が撮影)
神社や寺院の入口、あるいは本殿・本堂の正面左右などで出迎えてくれるものといえば、狛犬というのが普通だろう。
ところが千葉県の長南町にある「長福寿寺」の本堂の前の左右には、狛犬ではなく、ゾウが置かれている。なぜゾウなのか? いま金運がアップすると評判のパワースポットの秘密は、このゾウのご利益というが、いったいどういうことだろう?
Jタウンネット編集部は、長福寿寺に詳しい話を聞いてみた。
「みんなの幸せを信じる心」が大事
吉ゾウくんの周りには人垣ができている
「長福寿寺」の本堂の右手前にあるのが、「吉ゾウ」だ。この吉ゾウくんには、こんな伝説があるという。
室町時代、「豪仙学頭」という僧が厳しい修行を積み、一心に祈祷していると、炎の中に1頭の白いゾウが舞い降りてきたという。仏教では、白いゾウは仏様の分身とされている。ゾウは「私の足をさすれば、必ず幸せになる、豊かになる。そのことを多くの人に伝えよ」と告げた。
この伝説を、2011年に蘇らせたのが、吉ゾウくんだ。
吉ゾウくんに願いを叶えてもらう方法が案内されている
Jタウンネット編集部の取材に答えてくれたのは、長福寿寺の今井長秀住職だ。
長福寿寺が近年パワースポットと呼ばれているのはなぜですか? と聞くと、「吉ゾウくんの金運パワーのご利益でしょう」と断言した。
そのご利益を受けるためには、どうすればいいのでしょうか、と尋ねると、「祈りを深めることと、魂レベルを高めることです」という答えだった。「観光気分で来られても、ご利益はなかなか受けられません」と今井住職は語る。信仰心ファーストということだろうか。
吉ゾウくん、ありがとう!の貼り紙が生々しい
金運パワーを強くするには、大事なことが三つあるそうだ。
「吉ゾウくんを信じる心」
「自分自身を信じる心」
「みんなの幸せを信じる心」
例えば、宝くじ当選を祈るときは、必ず当たると強く念じることだ。心を込めて、祈ることだという。この三つのポイントの中で、重要なのが3番目の「みんなの幸せ」を信じて祈ることだという。
したがって、当選した時にも、こんなルールがある。3分の1は自分のために使ってもいいが、もう3分の1は家族や友人、お世話になったひとのための「ご恩お返し」に使う。
そして最後の3分の1は、見知らぬ他人のため、社会のために寄付することだという。災害で被害に遭われた方や、貧困に苦しむ子供たちのためなど、方法はいろいろあるのだ。
「たとえ当選金が3000円であっても、このルールは守ってほしい。それが金運をますます高めることにつながるのです」と、今井住職は話す。
吉ゾウくんの大当たりの宝くじ入れ。Jタウンネット記者が自腹で購入した
長福寿寺本堂には、「サマージャンボ1等当選しました!」「ロト6、1億あたりました」といった貼り紙があふれている。
「宝くじ当選した人も、事業が成功した人も、皆さん、お礼参りに来てくださるんですよ」と今井住職。感謝の気持ちを持てない人には、次のご利益は期待できないそうだ。逆に、金運がアップした人は何度も当たる傾向もあるそうだ。
2020年こそ金運アップしたい人は、千葉県長南町の「長福寿寺」にお参りしてはどうだろう。圏央道茂原長南ICを下りて数分のところにある。