ナダル「馬鹿げている」。結婚とテニスへの集中の関係を聞かれ激怒

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「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10日〜17日/室内ハードコート)のグループ「アンドレ・アガシ」第1戦で、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2‐6、4‐6で敗れたラファエル・ナダル(スペイン)。そのナダルは記者会見で、結婚がテニスへの集中に影響を与えているのではないかと聞かれ、激怒したとFox Sportsが報じている。

ナダルはこの10月に、長年のガールフレンドであるマリア・フランシスカ・ペレロさんと地元のマヨルカ島で結婚式を挙げた。ただ、結婚式後初の公式戦となる「ATP1000 パリ」では、準決勝を腹筋の怪我のため試合前棄権。今大会への出場が危ぶまれていた。無事出場できたが、この初戦はプレーに精彩を欠き、これまで5勝0敗としていたズベレフに初めて敗れた。


その試合後の記者会見で、結婚がテニスへの集中に影響を与えているのではないか(集中できていないのではないか)という旨の質問をされたナダルは「本当にそれを僕に聞いているの?真面目な質問?それともジョーク?」と聞き返す。


記者が「真面目な質問だ」と答えると、ナダルは「わかった。こんなことを聞かれるなんてとても驚いているよ。僕は同じ女性と15年一緒に過ごして、落ち着いた普通の生活をしてきたんだよ。結婚指輪をしているかどうかは問題ではない」と、結婚はテニスのパフォーマンスには関係ないと怒った様子で答えた。


そして「スペイン語の質問に移ろう。こんなの馬鹿げている」とその質問を強制的に終わらせた。


またATP(男子プロテニス協会)によると、痛めていた腹筋については、「身体のコンディションに不満はない。腹筋に痛みもない。正直、これが唯一ポジティブなことだよ」とコメントしている。2017年は膝の痛みを抱えたまま最終戦に出場し、第1戦の後で大会を棄権したが、今年は現時点では最後まで出場できるとみられる。


ナダルの次戦は、同じく第1戦で敗れたダニール・メドベージェフ(ロシア)との予定。今年の「全米オープン」決勝と同じカードとなる第2戦で、ナダルが意地を見せて決勝トーナメント進出へ望みを繋げるか注目だ。


テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)