映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』の制作が決定。キャストに佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼を迎え、2020年冬に公開される。

原作「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」(河出文庫刊)は、篠原涼子主演で人気を博したドラマ「アンフェア」シリーズ(CX/連続ドラマ・2006年他以降SPドラマ化)の原作「推理小説」をはじめ多くのベストセラー小説を世に送り出し、「天体観測」(CX/2002年)、「ドラゴン桜」(TBS/2005年)、 「そして、誰もいなくなった」(NTV/2016年)など、TVドラマの脚本も手掛ける作家・秦建日子の最新作。

2016年に発売された小説「And so this is Xmas」を映画化するにあたって、より作品の世界観を伝えるタイトルへと一新。このたび文庫化もされる。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた本原作の舞台は、クリスマス・イブの東京。突如勃発した連続爆破テロ事件でパニックに陥る日本、事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する、複数の視点で展開されるノンストップ・クライムサスペンスだ。

キャストには、主演の佐藤浩市をはじめ、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼が名を連ねる。監督を、『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』(2010年)・『SP THE MOTION PICTURE 革命篇』(2011年)で知られる波多野貴文が務める。

10月28日(月)にクランクインを向かえ、東京都内を中心に現在鋭意撮影中。物語のメインとなる渋谷の街を再現した巨大オープンセットを栃木県足利市に設営し、約1万人ものエキストラを動員した大規模な撮影へと臨む。クランクアップは12月下旬を予定。公開は2020年冬を予定している。

佐藤浩市 コメント

戯曲を映像化する面白さと難しさがある作品です。

エンターテイメント作品としての高揚感をキープしつつ,喉元にはある異物感を感じて貰う。

そんな作品にするために波多野監督以下スタッフキャストで撮了まで走りたいと思います。

石田ゆり子 コメント

一年で一番幸せな空気に包まれるクリスマスの夜。その日にもし、東京でテロが起きたら。

登場人物の様々な視点で描かれる予測不能な展開に、 私はこの作品に込められた人とのつながりと愛について深く考えさせられました。

初めてご一緒する波多野監督、佐藤浩市さんをはじめとする共演者の皆さんとともにこの作品に込められたメッセージを一人でも多くの方に届けることができたらと思います。

西島秀俊 コメント

波多野組の参加は本作で2度目になりますが、前作とは全く違った世界観でとても楽しみです。

監督ならではの娯楽性の高さとスケール感に今から期待を膨らませています。

クリスマスで賑わう街並みが、一瞬にして緊張と不安に包まれてしまう。その大掛かりなフィクションの世界に、観客の皆様と深く入り込んでいきたいと思っています。

監督:波多野貴文 コメント

平和を生きる日本。テロは海の向こう側の話。あなたの正義は何ですか?

ジョン・レノンの名曲にインスパイアされたこの原作が放つメッセージ性の強いサスペンスを映像化するにあたり、今を生きる人の様々な視点を通して、事件のインパクトを日常というリアリティを保ちながら表現しつつ壮大なエンターテインメントとして描きます。

日本に注目が集まる2020年。クリスマス。鐘の音と共にこの事件の本質を見届けて頂けたらと思います。

原作:秦建日子 コメント

小説『And so this is Xmas』の映画化が決定したというお知らせをいただき、心から嬉しく思っております。

それも『アンフェア』でご一緒した佐藤浩市さん、連続ドラマで何度もご一緒した西島秀俊さんを始め、素晴らしいキャスト・スタッフが集結してくれたと聞き、原作者冥利に尽きる思いです。

小説から映画になるにあたり、いくつか設定が変わったりストーリーラインが変わったりということはあるようですが、そこは映画製作チームを信頼して、私は原作者チェックなどの口出しは一切しておりません。

完成した映画を、映画館のスクリーンで、まっさらの状態で、大勢のお客様と一緒にドキドキハラハラしながら楽しめる日が、今からとても楽しみです。

企画プロデューサー:阿比留 一彦、紀伊宗之 コメント

もし、東京でテロが起きたら・・・。不安を煽るわけでは決してありませんが、起こりえない事、考えもしない事を想像することが、この作品の製作に繋がっています。

作品のテーマとして家族や仲間、恋人など、普遍的な関係性を大事にしていきたいことはもちろん、今の日本には<声なき声>サイレント・マジョリティーが世論をつくっていると感じられる空気があり、その人たちが自分たちの思いを伝える機会が増えるきっかけにこの作品がなればと思っております。

また「サイレント・トーキョー」というタイトルは、東京が<サイレント>一瞬の静寂に包まれるという意味を込めました。

テロを起こしたのは誰だ。テロに巻き込まれたのは誰だ。テロを止めるのは誰だ。

一連の事件に対して、登場人物たちがどのように巻き込まれていくかをじっくり観て頂きたいです。群像劇であり、テロを起こす側の動機にも踏み込んで描いた、メッセージ性の強い作品でもありますが、当初から思い描いていた豪華キャストが揃いましたので、期待して頂ければと思います。

映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』は2020年冬、全国ロードショー

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