映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見が5日、都内にて行われ、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィス、ガブリエル・ルナ、ナタリア・レイエスらが出席した。

長年愛される「ターミネーター」シリーズで、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが揃って日本でプロモーションを行うのは、今回が初めてということもあり、会場には多くのマスコミが集まり、開演前から熱い熱気に包まれた。シュワルツェネッガーやリンダら豪華なキャスト陣が姿を現すと、会場に集まったマスコミから一斉にフラッシュがたかれた。

シュワルツェネッガーは、『ターミネーター2』(91)以来のキャメロンとリンダとのタッグについて「1作目から、彼女とは友情が続いているんだ。リンダは女性のアクションヒーロー像の歴史を築いてきた。本作でのサラ・コナーの迫力が溢れ説得力のあるアクションは、信じられない程素晴らしいものだよ。さらに、キャメロンの描き出した新しいストーリー、ティム・ミラー監督が手掛けた本作の素晴らしい仕上がりに、みんなが誇りを持っている」と特別な想いを明かした。

また、本作で再びシリーズのアイコンであるT-800を演じたことについて、シュワルツェネッガーは「ここまで長く続いて、愛されるシリーズになるとは思っていなかった。アクション俳優になろうと思っていた時に1作目の『ターミネーター』(85)と出会い、キャメロンのおかげでT-800を演じることになったんだ。これは観客が判断することかもしれないが、私自身は本作でT-800役は最後だと思っている。本作の撮影では特にREV-9との対戦はとても楽しかったし、お気に入りなんだ。飛行機やハマー(軍用車)が自分に迫ってきたり、危険なアクションをとても楽しんだよ!」と、レジェンドらしく自身の「ターミネーター」人生を振り返り、会場を沸かせた。

一方リンダは、「シュワルツェネッガーとは35年以上の友情と信頼関係を培っているの。お互いのユーモアを愛し、ここまで信頼できる人は他にいないわ。2人の歴史が本作を実現させたとも言えるわね。劇中で、彼の名台詞“I’ll be back”を言うのはとても難しかったわ(笑)。水中やハマーでの逆さ吊りなど毎日アクションシーンの撮影で大変だったけど、とても印象深い撮影だったわ」と、『ターミネーター2』以来のシリーズ復帰の心境を語り、再び伝説のサラ・コナーを演じるにあたって撮影裏での貴重なエピソードを明かした。また、シリーズのテーマの1つでもあるタイムトラベルにかけて「遡れるのであれば、『T1』のサラ・コナーの髪形を直したいわ(笑)」と冗談交じりに会場を盛り上げた。

ニューヒロインであり、身体を強化されたスーパーソルジャー“グレース”を演じるマッケンジー・デイヴィスは、壮絶なアクションについて「私にとってアクション映画は初めてだったけれど、どの作品よりもワクワクする凄いアクションに溢れているわ。ティム・ミラー監督はアクションのビジュアルやエフェクトの才能に溢れているだけでなく、キャラクター一人一人の魅力が特別なのよ」と語った。

さらに、 今回T-800とT-1000を更に進化させたような、シリーズ最凶の最新型ターミネーター“REV-9”を演じるガブリエル・ルナは「T-800とサラ・コナーが、REV-9に向けて銃で撃ちまくるシーンは本当にワクワクしたし、素晴らしいんだ。“ターミネーター”ファンだった僕の一生の夢が叶ったんだよ。この目でシュワルツェネッガーとリンダの友情を目の前で目撃できたことは、僕の人生の中で素晴らしい体験になったよ。あるシーンでT-800に顔を殴られるシーンがあるんだけど、あのシュワルツェネッガーとアクションをしていると思うだけで童心に戻ったようで本当に楽しかったんだ!」と、憧れのレジェンドたちとの共演への熱い想いを明かした。

さらに、人類の命運を握るキーパーソン“ダニー”を演じたナタリア・レイエスは、3人の女性が活躍する本作について「現代に意味のあるストーリーに出演できて光栄だわ。ブダペストで撮影した水中シーン は1か月間の間、毎日12時間かけたの。とても辛い撮影だったけど、リンダは“次にいくわよ”と一人元気に溢れていて、凄かったわ(笑)」と壮絶な撮影裏でのリンダの雄姿を語り、会場を大いに沸かせた。

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国ロードショー

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