12日、ニュージーランドの空港。(ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

 【新華社ウェリントン10月15日】ニュージーランド(NZ)のダミエン・オコナー農相兼生物安全相は15日、日本でラグビーW杯に参加または観戦しているニュージーランド人に向けて、今の時期は農作物を餌とするクサギカメムシの活動が活発化しており、帰国時に手荷物をしっかりと検査し、害虫が侵入してNZの農業に損害を与えることがないよう注意喚起した。

ニュージーランドの青果市場。(6月14日撮影、ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

 オコナー氏は、同国が厳重な警戒態勢を敷いてクサギカメムシの侵入を防ぐと説明。最近、神戸でチャバネアオカメムシとクサギカメムシが多数発生したことから、ラグビーW杯に参加または観戦するため訪日している国民に対して、特に注意を呼びかけた。

15日、ニュージーランドの青果市場。(ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

 クサギカメムシはアジアを起源とするが、米大陸や欧州にも定着。NZには元々存在しなかったが、入国する船や荷物から何度も発見されており、2018年には日本から自動車を運んできた貨物船5隻が、カメムシの発見によりNZへの着岸を拒否された。

ニュージーランドの空港。(3月17日撮影、ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

 NZの農業を所轄する一次産業省(MPI)は、クサギカメムシが国内に定着して繁殖すれば、成虫と幼虫が鋭利な口器を植物の表皮に突き刺して汁を吸い、最終的には植物の成長を止め、死に至る被害を招くため、NZの農業、特にキウイフルーツとリンゴの輸出に深刻な影響を及ぼすと説明した。同省の推計によると、カメムシの定着から20年以内の農業損失は少なくとも36億元(1元=約15円)に達する。NZ税関は既に警察犬を使ったカメムシの識別訓練と現場投入を開始しており、政府は住民に、この種の昆虫を見かけたら即座に通報し、組織的に駆除するよう求めている。(記者/盧懐謙、張暁青)

ニュージーランドの空港。(3月17日撮影、ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

ニュージーランドの空港。(3月17日撮影、ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)

15日、ニュージーランドの青果市場。(ウェリントン=新華社記者/盧懐謙)