佐藤勇人が2019シーズン限りで現役を引退へ

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 ジェフユナイテッド千葉は13日、MF佐藤勇人(37)が2019シーズン限りで現役を引退することを発表した。引退会見は16日の午後2時から行われ、クラブ公式インスタグラムアカウント(@jefunited_chiba_official)にてライブ配信するという。

 ジェフユナイテッド市原ジュニアユース出身の佐藤は、2000年に弟・FW佐藤寿人やMF阿部勇樹(浦和)とトップチーム昇格。イビチャ・オシム氏のもとでJリーグを代表するボランチへと成長を遂げると、2006年に日本代表に初招集され、同8月のイエメン戦で日本サッカー史上初となる双子での国際Aマッチ出場が実現した。

 その後、2008年1月に京都サンガF.C.に移籍したが、2年後に千葉に復帰。今季は、18年ぶりの復帰を果たした寿人と共にJ1復帰を目指していた。ここまでJ1リーグ220試合29ゴール、J2リーグ236試合8ゴール、リーグカップ53試合6ゴールを記録している。

 クラブ公式サイトを通じて勇人は「育ててもらった千葉が台風の影響で大きな被害を受けている時に自分個人の事を発表していいものなのか、とても悩みましたがお伝えすることにしました」と語り、「12歳からジェフのユニフォームを着させてもらいましたが、その大好きなユニフォームを脱ぐ時が来ました」とファンに報告した。

「ファン、サポーターの皆さん、そして支えてくれた家族、チームメイトやクラブスタッフなど、多くの方に支えられながらここまで続けて来ることができたことに感謝しています。ただまだシーズンは残っており、最後までジェフの一員として闘います。引き続き熱い応援を宜しくお願い致します。ファン、サポーターの皆さまへは改めてお話する機会を設けさせていただければと思います」