ジョー・ルッソと「ガッチャマン」Tシャツで登壇したアンソニー・ルッソ
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 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』などを手がけた兄弟監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソが、日本のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」のアメリカ版「Battle of the Planets」の映像化に挑むことを、現地時間19日、アメリカ・サンディエゴで開催中の「コミコン・インターナショナル2019」内で発表した。

 「科学忍者隊ガッチャマン」は、地球征服を狙う秘密結社ギャラクターに立ち向かう、科学忍者隊の戦いを描いた、タツノコプロ制作のアニメ。アメリカでは「Battle of the Planets」として放送され、ガッチャマンがG-Forceとなるなど、設定が一部変更されている。

 ルッソ兄弟にとっても思い出深い作品で、子供時代に学校から帰ると番組に夢中になっていたといい、アンソニーは「ガッチャマン」Tシャツでパネルに出席。Colliderによると映画化権を得た段階で、企画はまだかなりの初期段階であるといい、脚本家も決まっていない。2人がプロデュースにまわるのかメガホンを取るのか、またアニメなのか実写になるのかも不明だが、「僕らが監督をすることになったら、実写作品になるだろう」と語った。

 企画を進めるのはルッソ兄弟が立ち上げた製作プロダクションAGBO。ルッソ兄弟は、AGBOで1980年代のコミック「Grimjack」を実写化することも発表。こちらは監督はせず、プロデュースを務めるという。

 ルッソ兄弟の次回作は、スパイダーマン役で知られるトム・ホランドが主演する『チェリー(原題) / Cherry』。パネルではトムからのビデオメッセージなども上映された(編集部・入倉功一)