契約締結式に臨む鄭文燦・桃園市長(左から2人目)と各社代表=同市政府提供

写真拡大 (全2枚)

(台北 19日 中央社)桃園市政府捷運工程局は18日、市が建設する桃園メトロ(MRT)緑線の地下区間のトンネル掘削工事を落札した台湾・日本企業連合と契約を結んだ。一部区間の工事は9月末に着工する予定。2026年の開業を目指す。

緑線は桃園市都市部を南北に結ぶ全長約27.8キロの路線。途中、台湾鉄路管理局(台鉄)桃園駅やMRT空港線と連絡する。全21駅中、10駅が地下駅となる。今回契約が結ばれた工事の範囲はG03駅(八徳区)からG06駅(桃園区)までの4駅を含むGC02工区(約6.7キロ)と、台鉄桃園駅と連絡するG07駅(同)からG12駅(同)までの6駅を含むGC03工区(約5.8キロ)。工事はシールド工法で行われる。GC02工区は9月末に、GC03工区は10月初旬に工事が始まる。

GC02工区は大豊建設と奥村組、GC03工区は大林組がそれぞれ台湾企業と共同で工事を受注した。

(邱俊欽/編集:名切千絵)