立憲民主党にライバル意識を持つ国民民主党候補も女性。「宇宙かあさん」のニックネームを持つ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水野素子氏(49)だ。

 「技術と人への投資で、イノベーション立国を復活させたい」と訴える水野氏は「日本の科学投資額を海外先進国と比較すると格段に落ち、このままでは世界の競争についていけない後進国になる」と安倍政権を鋭く批判している。

 社民党新人の朝倉玲子氏(60)は労組書記長の経験がある、いわば労働運動のプロ中のプロだ。
「働く人に寄り添う政治家、特にきめ細かなサポートができる女性政治家を目指している」(連合関係者)

 社民党は年々支持者が減少しており、政党要件の5人以上の国会議員所属か、今回の参院選で2%の獲得票が得られなければ、政党として存続できない。

 6人目は、幸福実現党の七海ひろこ氏(34)が立候補している。

 比例候補だが、立憲民主党女性候補として大注目を浴びているのが、各所で街頭に立つ元『モーニング娘。』市井紗耶香氏(35)と『筆談ホステス』斉藤里恵氏(35)だ。

 斉藤氏は「すべての生きづらさを感じている方々への代弁者として戦う。すべての人にやさしい国に…」と訴え、市井氏は4人の子育てをベースに、子ども福祉の充実を掲げている。