トレンディエースが語る後半戦に向けた日ハムに「必要なピース」とは?

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 日本ハムファイターズのエースとして、3年連続15勝、5年連続2桁勝利と大活躍。野球の実績だけでなく、ルックスの良さでも注目され、トレンディエースと呼ばれるなど、女性からの人気も高かった西崎幸広さん。

 現在は、野球解説者としてさまざまなチームを見ている西崎さんに、2019年シーズンの「北海道日本ハムファイターズ」についてお話を伺いました。

ベテランと若手がうまくかみ合っている。何としてもCSへ


−現在までの戦い方はいかがですか?

西崎:勝率5割。この状態は、なんとしてもキープしないといけない。3位までに入れば、CSに出ることができ、CSに出れば、まだ何とかなりますから。ここ数年のパ・リーグは、ソフトバンク、日ハム、西武で上位を争いながら、調子の悪い日ハム、西武のどちらかが、下位に落ちるというのが、ひとつの展開になっていますね。

―「育成のハム」と言われています。チームづくり、若手の育成はうまくいっているのでしょうか?

西崎:いろいろな育成法もありますが、他球団から移籍してきた選手が、うまくはまっている印象はありますね。例えば2017年、先発の補強をしたかった巨人と若手の打者が欲しかった日ハムで、2:2のトレードがありました。巨人から移籍してきた外野手の大田泰示は、なかなか巨人では活躍できてなかったけど、日ハムに来てから化けた。若い選手も出てきているし、ベテランと若手がうまくかみ合っていると思いますね。

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―トレードの難しさはありますか?

西崎:太田泰示とのトレードで、巨人に移籍した投手の吉川光夫は、3年で日ハムに戻ってきた。トレードの難しさはあって、すぐに結果を出さないと、「何のためのトレード?」って言われる。出て行った選手が活躍すると、もといたチームでは「何やっているんだ?」となる。育成のハムと言われていますが、育てられている選手がいる一方で、育成できていない選手もいる。その一人が、斎藤佑樹。即戦力で入ってきましたが、もう31歳ですからね。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]