最長身のGK茂木秀(C大阪)

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 国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ポーランドで行われるU-20ワールドカップの選手リスト504人分を公開した。同大会には24か国が参戦。2大会連続出場のU-20日本代表は他国よりも若手選手が多く、長身選手が多いことが明らかになっている。

 公開されたのは参加24か国の選手リスト。登録選手21人の名前、背番号、ポジション、生年月日、所属クラブ、身長がそれぞれ記されており、FIFA大会サイト上のリンクを通じて誰でも閲覧できる。

 今回、注目してみたのは「生年月日」と「身長」の項目。まずは「生年月日」。今大会は2019年12月31日時点で20歳以下の選手、すなわち1999年1月1日以降に生まれた選手が出場できるため、“年下”世代にあたる2000年以降に生まれた選手を数えてみた。

10人以上いたのは以下の参加国だ。

マリ16

タヒチ15

アメリカ15

セネガル13

日本12★

ナイジェリア11

ウルグアイ10

アルゼンチン10

ホンジュラス10

 目を引くのはアフリカ勢。出場する4か国すべてが上位に揃った。その中に食い込んでいるのがアメリカと日本。日本は次回大会への出場権を持つ2001年以降に生まれた選手もMF斉藤光毅(横浜FC)、FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)、GK鈴木彩艶(浦和ユース)の3人が入っている。

 次に見るのは「身長」の項目。180cmに基準を置くと、在籍人数の上位10傑は以下のようになった。平均身長を見れば順番も変わるが、セットプレーの競り合いなどでは身長差よりも長身選手の人数差が要求されるため、このような算出基準を取った。

イタリア18

ポルトガル16

セネガル15

フランス14

日本13★

ホンジュラス13

ウクライナ13

ポーランド13

アメリカ12

ノルウェー12

韓国12

ニュージーランド12

ナイジェリア12

 上位陣にはヨーロッパ勢が並び、日本とグループリーグで対戦するイタリアは21人中18人が180cm超という超大型布陣だ。体格で劣ると見られがちな日本も大いに健闘。195cmのGK茂木秀(C大阪)、192cmのDF三國ケネディエブス(福岡)を筆頭に、180cm以上の選手が半数以上の13人に及んでいる。

 本大会は5月23日に開幕。グループリーグと決勝トーナメントを行い、6月15日の決勝戦を目指す。日本はグループリーグでエクアドル、メキシコ、イタリアと対戦。各グループの上位2位チームと3位の上位4チームがグループリーグを突破する。