【日本代表レポート】GK東口順昭が告白した苦悩「自分自身でも難しさを感じてます」
東口順昭が苦しんでいる。
森保一監督が就任した初戦のコスタリカ戦、3戦目のウルグアイ戦で東口はゴールを守った。やっと正GKの座を射止めたかと思われたが、11月のベネズエラ戦、キルギス戦では3人のGKのうち1人だけ起用されなかった。5日の非公開の練習試合では一人走る東口の姿が目撃されていて、出場していない可能性もある。9日の試合では権田修一が起用された。
「ワールドカップでも出番がなかったですし、GKの2番目、3番目というのは一番モチベーションが難しいと思います。それをしっかり高いコンディション保った選手が最後にいい結果を残せると思うので、引き続ききれずにやっていきたいですし、いつ出番が回ってきてもいいようにしっかり準備はしておかなければいけないと思います」
ベテランGKには控えから急に出番が来て相手を抑えるという役割があるが、という質問に、東口は報道陣に向かって逆質問した。
「どう思います? 年齢的にはベテランに入ってもおかしくないと思いますけど、代表での出場試合数で言うと、そんな『ベテラン』ほどこなしてないし、国際試合もしてないので、そういう位置づけは自分自身でも難しさを感じてます。このアジアカップで(自分の位置づけが)はっきりするんじゃないかと思っていたので、初戦に出られないというのはそういうこと(2番手、3番手)だと思うんで」
そう答えながら東口は次第に気持ちを整理したようだった。
「もちろん自分をアピールしますけど、ダン(シュミット・ダニエル)もいますし、また3人でベテランとしてのつなぎもやっていければいいと思いますし、出番が来たらドンと構えて、ポイントで使ってもらって押さえるというのも想定しなければいけないし、そういうのは、自分も探りながらですけど、このアジアカップはやっていきたいと思います」
2016年9月、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は川島永嗣を「第3のGK」「メンタルプレイヤー」と言って招集した。
東口は「それも信頼がないとパッ響動んでもらえないと思うし、そういうところは普段のアピールだと思うので、そういうことも考えていかないといけないのかな」と言う。
2011年カタールアジアカップで日本が優勝した際には、出番の少ない選手をスタッフがうまく盛り上げ、最後まで集中力を持続させた。そんな日本のいい部分が今回も継続されれば、東口の苦しみも少しは和らぐかもしれない。
【森雅史/日本蹴球合同会社】
森保一監督が就任した初戦のコスタリカ戦、3戦目のウルグアイ戦で東口はゴールを守った。やっと正GKの座を射止めたかと思われたが、11月のベネズエラ戦、キルギス戦では3人のGKのうち1人だけ起用されなかった。5日の非公開の練習試合では一人走る東口の姿が目撃されていて、出場していない可能性もある。9日の試合では権田修一が起用された。
「ワールドカップでも出番がなかったですし、GKの2番目、3番目というのは一番モチベーションが難しいと思います。それをしっかり高いコンディション保った選手が最後にいい結果を残せると思うので、引き続ききれずにやっていきたいですし、いつ出番が回ってきてもいいようにしっかり準備はしておかなければいけないと思います」
「どう思います? 年齢的にはベテランに入ってもおかしくないと思いますけど、代表での出場試合数で言うと、そんな『ベテラン』ほどこなしてないし、国際試合もしてないので、そういう位置づけは自分自身でも難しさを感じてます。このアジアカップで(自分の位置づけが)はっきりするんじゃないかと思っていたので、初戦に出られないというのはそういうこと(2番手、3番手)だと思うんで」
そう答えながら東口は次第に気持ちを整理したようだった。
「もちろん自分をアピールしますけど、ダン(シュミット・ダニエル)もいますし、また3人でベテランとしてのつなぎもやっていければいいと思いますし、出番が来たらドンと構えて、ポイントで使ってもらって押さえるというのも想定しなければいけないし、そういうのは、自分も探りながらですけど、このアジアカップはやっていきたいと思います」
2016年9月、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は川島永嗣を「第3のGK」「メンタルプレイヤー」と言って招集した。
東口は「それも信頼がないとパッ響動んでもらえないと思うし、そういうところは普段のアピールだと思うので、そういうことも考えていかないといけないのかな」と言う。
2011年カタールアジアカップで日本が優勝した際には、出番の少ない選手をスタッフがうまく盛り上げ、最後まで集中力を持続させた。そんな日本のいい部分が今回も継続されれば、東口の苦しみも少しは和らぐかもしれない。
【森雅史/日本蹴球合同会社】