SF映画『イカリエ-XB1』が12月26日(水)に国内初ソフト化されることが決定した。

冷戦時代の1963年にチェコで初めてつくられた本格SF映画『イカリエ-XB1』は、密室の中で徐々に狂気に汚染されていく乗組員たちのサスペンスフルな人間ドラマと、近未来のユートピア的世界を独創的なスタイルで描き出した。オリジナリティ溢れる世界観は、『2001年宇宙の旅』(68/スタンリー・キューブリック監督)にもインスピレーションを与えたと言われている。

キューブリックの個人アシスタントによると、同作の製作準備の段階でキューブリックは参考になりそうな作品を片っ端から鑑賞しており、その中でも『イカリエ‐XB1』に関してはテーマと表現を高く評価しており、実際に宇宙服や宇宙船内部の照明などのデザイン、地球に残していた家族とのテレビ電話での交信、宇宙船内での乗組員たちの日常生活の描写、「探索旅行」というテーマなど両作の類似点は多い。また、乗組員たちが調和しながら協働する様子はSFドラマ『スタートレック』(66〜69)にも影響を与えたと言われている。

映画『イカリエ-XB1』Blu-ray&DVDは12月26日(水)リリース/同時レンタル開始

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