新型車両「E353系」

写真拡大

 JR東日本は2019年春、中央線特急の普通車全車両を座席指定車とする新たな着席サービスを導入する。すでに常磐線特急で採用している方式と同様に、座席の指定を受けずに乗車しても、座席上方で赤色ランプが点灯している席に座ることができる。従来の特急券発券に加えて、インターネットで予約して乗車するチケットレスサービスも導入。事前購入の乗車券付き割引運賃にも対応する。

 普通車の特急料金は指定・座席未指定券ともに同額で、車内販売額は、乗車前の販売額と比べて大人料金で260円高くする。繁忙期や閑散期の区分をなくし、年間で距離帯別の同一料金とした。座席未指定券は乗車前に駅で座席指定を受けられ、乗車する列車が満席でも購入できる。

 首都圏から甲信地域への中央線特急「あずさ」「かいじ」は19年春に新型車両「E353系=写真」で統一予定。同車両は座席上方ランプを搭載済み。