福島市は、JR福島駅付近に防護服のようなものを着用した子どもの立像を設置した。しかし、「(東京電力福島第1原発事故の)風評被害を増幅する」「科学的にあり得ない」などの批判が相次ぎ、制作者が謝罪文を出していたことが12日、分かった。共同通信が報じた。

像は、現代美術家のヤノベケンジ氏が東日本大震災をきっかけに2011年に制作した高さ約6.2メートルの「サン・チャイルド」。防護服姿で脱いだヘルメットを手にし、空間放射線量の線量計を模した胸のカウンターには「000」と表示。

説明書きには、「原子力災害がない世界」を象徴し、復興へ立ち上がる人々に夢と希望を発信する意図があったと記されている。

福島市設置の子ども像に批判 防護服着用「風評増幅」(共同通信)