4日、テレビ朝日「サタデーステーション」では、「日本ボクシングを再興する会」333人より内閣府やJOCなどの複数機関に提出された告発状に揺れる日本ボクシング連盟・山根明終身会長のインタビューを放送。同会長は、「奈良判定」と呼ばれる判定への介入疑惑や息子で連盟副会長・山根昌守氏との関係について語った。

番組が関係者に行ったアンケート結果から「審判(見た人・加わった人)を知っている」「会長の息子などから恫喝に近い言葉があった」といった回答が読み上げられると、山根会長は「それを書く自体が向こうサイドの人間しかないんですから」と反論、息子・昌守氏が不正判定を強要していたという声があがったことについては、なぜか「それジェラシーですよ、ジェラシーです」と切り出した。

その上で「その時(奈良判定)に、もしそういうのがあったらね会長にいったらいいですよ。僕はね、息子と親子関係であってもボクシングに関しては他人です。親子の間でも組織に関して息子と他人です。それをいったら大きな問題になるのでいいません。それだけの生き方していますから。組織をとるか、息子をとるか、ボクシングに関して僕は組織をとりますから。息子と仲良くないんですよ、僕は」と一気に捲し立てた。

これに対し、同局アナウンサーから「連盟全体の話とかっていうのも、会長、副会長の立場で話をされたりは?」と訊かれると、「一切しません」と声を張り上げた山根会長。「だからこの放送が流れるからね、息子にいいたくないこともあるし、息子は息子なりの意見がありますから。だからこれ以上のことはいえません。ボクシングに関しては親子じゃありません」といい、「副会長が奈良判定に繋がるような発言をしたということは考えられない?」と訊かれても、「考えられません」と再び大声を出した。