安藤サクラと柄本佑

写真拡大

 7月上旬のある日、都内の高級住宅街にある小さなクリーニング店にひとりの若い男性が。手には布団が入った大きな袋を持っている。その男性は柄本佑だった。

「クリーニングを出すのも、日用品を買うのもいつもは奥さんのサクラさんでしたが、この日は柄本さんがやられていたんです」(近所の住民)

 10月1日スタートのNHK連続テレビ小説『まんぷく』の主演が決まっている安藤サクラ。昨年に第1子となる長女が生まれた彼女は、朝ドラ史上初の“ママさんヒロイン”となる。

「5月から大阪で撮影が始まり、安藤さんはお子さんと一緒に転居。主演のオファーがあったときはお子さんが生まれたばかりだったので、安藤さんも断ろうかと思ったそうなんですが、柄本さんが“やってみなよ”と後押ししたそうです」(NHK関係者)

 柄本と安藤が暮らす自宅は、柄本の実家のほど近くに位置する。以前はよく実家に帰っていたというが、妻と子が大阪に行ったというのに、最近は実家に帰ることは少ない。

「もともと佑くんは、父親の明さんの教えもあり“男が家事なんかするもんじゃない”と関白宣言していたんです。でも、いざ奥さんを大阪に送り出すと、掃除や洗濯など家事を率先してするようになったんです」(柄本の知人)

 心境の変化は、柄本が'15年に朝ドラ『あさが来た』に出演したことも大きく影響しているという。

「『あさが来た』の撮影で、佑さんは半年ほど単身赴任をしていました。その間、サクラさんはずっと家を守っていました。

 妊娠がわかると、彼女は家庭を一番に考えるようになったんです。もともと佑さんは、女優としてのサクラさんを尊敬していました。そんなサクラさんが子育てに専念しようとしていたとき、彼女の才能を知っているからこそ、仕事をさせてあげたいと思うようになったんですよ」(芸能プロ関係者)

 これにいちばん驚いたのが、柄本の家族だった。

「結婚してからも実家の近くで暮らすほど、身の回りのことは家族任せでしたからね。弟の時生くんも“兄ちゃん、そういうことするタイプじゃなかったのに!”と信じられない様子でしたよ」(前出・柄本の知人)

 冒頭のクリーニング店に布団を出す際、

「家族が帰ってきて、布団がきれいだったらうれしいかと思って」

 と笑顔で店員に話したという柄本。こんな素敵な夫の支えがあれば、仕事だって何だって頑張れるのになぁ〜。