28日、サッカーW杯ロシア大会決勝トーナメント進出をかけたポーランド代表戦に臨む日本代表。試合の鍵を握る選手の一人が、コロンビア戦やセネガル戦を経て、いまや「日本の心臓」と呼ばれる柴崎岳だろう。

27日、日本テレビ「スッキリ」では、日本の新たな司令塔として活躍が期待される柴崎の恩師で青森山田高校サッカー部・黒田剛監督に行ったインタビューを放送した。

今大会における柴崎の活躍について、「小学校6年生から見ていた子なのですごい感慨深い」と切り出した黒田監督は、学生時代の柴崎を「身体的なスキルというよりも、判断の早さとか視野の広さとか、今の中高生にはなかなか先天的に備わってないようなスキルが小学校の頃から身についていた」と明かす。

また、柴崎が成長した背景として「自分でウィークポイントを見つけて積極的に改善していけ」などと指導していたという黒田監督。練習環境の面でも、彼をプロの練習や中学2年生時で高校の練習に参加させたといい、「自分がまだまだ厳しいなという状況を経験させることによって彼は学んでいく」と振り返った。

その後の活躍はいうまでもないだろう。かつての教え子が世界的な選手になりつつある現状、同監督は「青森県にこの雪国でやるサッカーをする少年達が、こういう地域からでもワールドカップに出られる選手が出るんだというのは大いなる励みになりますし、すごく勇気付けられます」と目を細めた。