2018年6月21日に任天堂がNintendo Switch向けの「Minecraft(マインクラフト)」を発売しました。任天堂は約1年前にもNintendo Switch版のマインクラフトとして「Minecraft: Nintendo Switch Edition」を配信していたのですが、新しく配信された「Minecraft」では「Minecraft: Nintendo Switch Edition」以上にさまざまな機能が追加されており、特にPC/Xbox One/iOS/Androidといった異なるプラットフォームでマインクラフトをプレイするユーザーと一緒にゲームをプレイできる「クロスプレイ」に対応しているのが新しい点です。

Nintendo and Microsoft team up to promote cross-play, while Sony remains silent - The Verge

https://www.theverge.com/2018/6/21/17488530/nintendo-switch-microsoft-xbox-minecraft-cross-play-marketing-sony

任天堂が新しく配信を開始した「Minecraft」では、PC/Xbox One/iOS/Androidといった異なるプラットフォームとのクロスプレイが可能となっています。しかし、2014年から配信されているPlayStation 4(PS4)版マインクラフトとのクロスプレイのみ実現されていません。これはマインクラフト以外のクロスプラットフォームゲームである「フォートナイト」や「ロケットリーグ」でも同様で、どのゲームも「PS4とPC」や「PS4とスマホ」など一部のプラットフォームとのクロスプレイが実現しているのですが、いずれもNintendo Switch版とのクロスプレイに非対応となっています。

他プラットフォームでも人気の高いゲームの移植版が続々登場しつつあるNintendo Switchですが、Nintendo SwitchとPS4のクロスプレイ対応を見送るソニーを尻目に、Xbox Oneを提供するMicrosoftとパートナーシップを結び、クロスプレイを大々的に宣伝しようとしています。

任天堂は他プラットフォームのマインクラフトとのクロスプレイを実現したことをアピールするために、専用トレーラーまで公開しています。ムービーの中ではXbox Oneのコントローラーが登場し、任天堂はXbox One版のプレイヤーと一緒に冒険したり建築したりすることを奨励しています。

Minecraft Cross-Play Trailer - Nintendo Switch - YouTube

このムービーから「任天堂とMicrosoftが、Microsoftのゲーム『マインクラフト』のクロスプレイを強調するためにマーケティング契約を結んでいることは明らか」と海外ニュースメディアのThe Vergeは指摘しています。また、家庭用ゲーム機という市場で明らかな競合関係にある任天堂とMicrosoftがパートナーシップを結ぶことは「非常に珍しいこと」とThe Vergeは述べており、コンソール間のクロスプレイ対応に静観を決め込んでいるソニーを「微妙な立場に追いやっている」と、2社の協力がソニーへのプレッシャーになっているとも見解を述べています。

Nintendo Switch版がリリースされたばかりのフォートナイトについてもソニーはPS4とNintendo Switchとのクロスプレイを除外しており、ユーザーから非難の声が相次いでいます。その一方で任天堂とMicrosoftはクロスプレイのメリットを活かしてマーケティングにまで活用しており、これを「喜ばしいこと」とThe Vergeは記しています。



なお、2018年6月21日に発売となった「Minecraft」と、それ以前に配信されていた「Minecraft: Nintendo Switch Edition」の違いについては、以下の記事が非常に細かく差異をまとめてくれています。

何が変わった? 「SwitchEdition」と新しい「Minecraft」の違いをまとめました | ナポアンのマイクラ

https://napoan.com/difference-of-switch-bedrock/